公園にある池って、
よく鯉がたくさんいますよね。
そして、鯉に餌をあげる人がいると、
鯉がわらわらと集まってきて、、、
何十匹もの鯉が口をパクパク、
水をバシャバシャさせながら
集まってくる。。
隣の人が餌をあげ始めると、
今度はそっちに鯉が集まり、
同じように口をパクパク。。
こんな光景を、あなたも目に
したことがあると思います。
僕もこの前とある公園で
この光景を見たのですが、、
その時、
「これって、ビジネスでも
同じような現象があるな。。」
と思ったのです。
鯉と同じ行動パターン
どういうことかと言うと・・・
『この分野はチャンスですよ!
今なら儲かりますよ!!』
という情報があって、
それにわらわらと人が
群がってくる、という現象です。
“今がチャンス"と言われたら、
気になって気になって仕方がなくなり、
お金を払ってその情報を取得する。
そしてまた、別の人に
“今がチャンス"と言われたら、
その情報も取りに行く。。
そんな状況を、鯉を見ながら
考えてしまったのです。。
勘違いしないようにお伝えすると、
“チャンスのある”分野に行くのは
悪い事ではありません。
むしろ、成功する為に必要な条件です。
でも、、、
この条件だけを見ている人は、
いつまでたっても成功しません。
なぜなら、事業が上手く回って行く
ためには、それ以外の要素が
とても大事になってくるからです。
『強み』があるか?
まず第一に必要なことは、
『自分の強みを活かせるか?』
ということです。
何かしら他の人と比べて優位性が
ないと、比較で負けてしまいます。
"ここがチャンスだ!"と思われている
マーケットというのは、他の人も
そう思っているパターンが多いです。
つまり、多くの人が参入します。
その中でその他大勢と同じに
なってしまったら、選ばれる
可能性が低くなってしまいます。
そうなってしまったら、
上手くいかなそうですよね。
そうならない為にも、
『自分はこの分野で
他の人よりも優れている』
という点をアピールできる
ようにする必要があります。
もし強みがない場合は、
『どういう強みがあれば
抜きん出た存在になれるか?』
と考えて、それを身につける為に
努力を続けるという方法もあります。
『情熱』があるか?
次に必要なのは『情熱』です。
言い換えると、、
『その分野に取り組んで、
自分が楽しいかどうか?』
ということですね。
これがないと、ビジネスは
なかなか成長しません。
なぜなら、やりたくないことは
あまりやる気が起きないからです。
やる気がなければ、行動が
なかなかできまません。
そうなると、前に進んで行く
スピードが遅くなってしまいます。
逆に、『この仕事が楽しい!』と
情熱を持って取り組めば、どんどん
行動をして早く結果を出す事ができます。
情熱があるかというかを
確かめる為には、次の質問を
自分に投げかけてみて下さい。
『金銭的に困らなくなった状況でも、
その仕事を続けたいと思うか?』
この質問に『YES』と
答えられるのならOKです。
でも、自信をもって
そう言えない場合は・・・
あなたが情熱が持てる
分野ではないかもしれません。
これは、あなたの人生が楽しい
ものになるか、つまらないものに
なるのかを分ける質問でもあります。
意外と重要視されない部分ですが、
真剣に考えることをお勧めします。
強みと情熱の違い
『強み』と『情熱』について
お伝えをしましたが、この2つの
明確な違いについてもお話しましょう。
この2つはちょっと似ている部分
もあるので、明確にする必要があります。
まず『強み』というのは、
"他人の目線"
から見たものです。
つまり、お客さんから見て、、
"この人はこんな強みがあるんだ”
と思われるのが、本当の強みです。
自分で強みだと思っていても、
それは本当の強みではない
場合があります。
他の人から見て明らかに
抜きん出ているものが強みです。
そして、『情熱』というのは、
“自分の目線"
から見たものです。
これは、とてもわかりやすいですね。
自分の中でどう感じているのか?
というのが重要になります。
3要素が重なる部分を探せ!
僕が何を伝えたいかというと、
『これが儲かるからチャンスだ!』
ということだけを軸にして
ビジネスをしたら成功しないですよ、
ということです。
色々と話を聞いている限り、
この間違いを犯している
FPは結構いると思います。
『○○もチャンスっていうし、
■■っていう分野も儲かるっていう
から、迷ってるんですよね・・・』
という人も同じです。
こういう人というのは、
多くの場合、『強み』と
『情熱』の要素が抜けています。
すぐに飛び抜けた成長を
する人というのは、、、
『チャンス』と『強み』と『情熱』
が重なる部分で事業を行っている人です。
この考え方を使って、
一度自分の考えを整理して
みるのはいかがでしょうか?
進むべき方向性がはっきり
してくるかもしれませんよ。