自分のビジネスがダメになる危機感

石塚駿平

僕は今、とある

『危機感』

を感じています。

もしかしたら、僕が今やっている
ビジネスが上手くいかなく
なるんじゃないのか?

という危機感です。

きっと、事業主としてはこの危機感を
隠し、不安なんて何もないように
振る舞う方がいいのかもしれません。

でも、、、

この危機感は隠すのではなく
あえてお話をした方があなたの
為になるかと思ったので、、、

正直にお話をしたいと思います。

危機感の正体は?

その危機感は何かというと、、、

『一方通行のコンテンツでは顧客との
できる関係性に限界が来るのではないか?』

という危機感です。

例えば僕のビジネスの場合、
今あなたが読んでいるこの記事は、
基本的に一方通行ですよね。

僕は、コンテンツを配信する。

あなたは、配信された記事を受動的に読む。

一応コメントとかもできたりしますが、
ほぼ一方通行ということで間違いありません。

他にも、もしあなたがホームページを
持っている場合は、そこにある
コンテンツは一方通行ですよね。

基本的に、あなたが発信している
情報をパソコンの向こうにいる
誰かが読むという流れです。

いちいちホームページを見ている人に
リアルタイムで

「何か質問はありませんか?」

「どんなことで悩んでますか?」

とコミュニケーションを
取れる訳ではありませんよね。

これはこれで大きなメリットでは
あるのですが・・・

何となく、ゆっくりですが個人的には
こういった一方通行のコンテンツには

『違う何か』

に流れがシフトしている気がするのです。

インターネット時代の変遷

この感覚を時系列に考えていくと、、、

まずインターネットの黎明期というのは

「とりあえずインターネット上に
何か情報を掲載すれば客が来た」

という状態だったと思います。

そして次に、広告の波が来て、

「インターネット広告を出せば客が来た」

という状態になりました。

そして、次第にそれだけでは
効果が薄くなり、今度は

「メルマガ等で関係性を作らないと
反応を獲得することができなくなった」

という状態に変わりました。

これは全てが全てそうなったという訳
ではなく、全体的な傾向の話です。

そして、この流れというのはまた
徐々に変わってきている気がするのです。

なぜ?

なぜ変わってきてると感じるかというと、

『メルマガ読者からの全体的な
反応率が低くなっている気がする』

ということが体感値としてあるからです。

FPライズのメルマガではたまに
セミナーの案内などをしますが、
嬉しいことに多くの方が
申し込みをしてくれます。

しかし、3年前と比べると、
全体の反応率は落ちている気がするんですよね。

これは、自分のビジネスだけではなく、
他のビジネスも見た結果感じるものです。

最近、メルマガを中心にして
ビジネスをしている経営者の方と
話をする機会があったのですが・・・

(相当、稼いでいる人です。。)

その方も、

「数年前と比べると反応は落ちてる気がする」

と言っていました。

「前は”〇〇日にセミナーの告知をします!”
と言ってメールを送ると申込みがウワッと
来たが、今はそんなことはない。」

とのことです。

重要度が増すコミュニケーション手段

これは、

『メルマガはもうダメだ』

という意味ではありません。

ここ、勘違いしないで下さいね。

メルマガ自体はこれからも
有効な集客方法であり続けるでしょう。

あくまで、インターネット上で
“ある流れ”が存在していて、その流れに
沿って何かが変化しているということです。

そして、その変化が何かというと、、、

『双方向のコミュニケーションに
重要性がシフトしている』

という変化です。

どういうことかというと、
今までの一方通行的な
コンテンツではなく、

『相手とのやり取りが実感できるコンテンツ』

の重要性が増しているということですね。

新たなプラットフォーム

例えば、今『SHOWROOM』という
まだ売れていない歌手やアイドルが
生放送をするというサービスがあります。

これは、リアルタイムでファンとの
コミュニケーションができるというもので、、、

何でも応援したい人がいたら
“投げ銭”みたいな形でお金を
渡すことができるそうです。

そして、このサービスを使って
月に何百万円も稼ぐ人も
出てきているみたいですね。

そして、驚くべきことに、、、

このサービスで稼いでいる人は、
何もずば抜けて歌が上手かったり
する訳ではないそうです。

そうではなくて、ファンとの
間に信頼関係ができているから
お金を稼ぐことができているらしいです。

『特別なスキルや卓越した技術が
なくても、信頼関係があれば
お金を稼ぐことができる』

というのはビジネスの大原則ですが・・・

(これ、気付いていない人も多いです。
FPとして卓越したスキルがないとお金を
もらえないと思っているなら、要注意ですよ)

それを実現できるプラット
フォームが登場したことによって
本当に稼ぐ人が出てきている、、、

ということですね。

この変化に備えよう

今、ネット技術の発達によって、
双方向のコミュニケーションが
取れる体制が整ってきています。

その結果、どんなビジネスでも
この傾向の影響を受けるのでは
ないかと個人的には考えています。

その結果として、一方通行の
コンテンツの重要性が相対的に
低くなる可能性があります。

すぐに置き換わるという訳ではなく、
何年もかけてじわりじわりと
進んでいくようなイメージですね。

なので、これからはFPビジネスでも

『顧客と双方向のコミュニケーションを
取って信頼関係を構築すること』

が重要性を持つ可能性が考えられます。

今は、例えばZoomなど、
ネット上でリアルタイム配信が
ができるツールが出てきています。

そういったツールを使って、
お客さんと関係性を構築することが
生き残る条件になる未来が来るかもしれません。

これは、あなたが今すぐに対応を
しなければいけないものではありません。

また、少し発展的な話なので
基本ができていなければまずは
基本をしっかりやるのが優先です。

でも、こういう”流れ”を把握しておけば、
自分が取り残されて淘汰される
可能性を減らすことができますよね。

僕も、危機感を持って新しいことに
チャレンジをしていきたいと思います。

何かわかったら報告をしますね。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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