「ライフプランを通じて、
あなたの幸せを実現します」
「お金の専門家という立場から、
将来の安心を提供します」
「このサービスを利用することで、
大きなお金を節約することができます」
FPが書く文章には、
こんな言葉が溢れていますよね。
ホームページやセミナーの案内
など、常にこういった文章は目にします。
きっと、あなたも見たことがあるでしょう。
そして・・・
もしかしたら、あなたも
こういった文章を書いた
ことがあるかもしれません。。
正直に言うと・・・
もし書いたことがあるのなら・・・
正直に言いましょう。
「まだまだ詰めが甘い」です。
『幸せ』
『安心できる』
『節約できる』
というのは、便利な言葉です。
なぜなら、こういった言葉は
幅広い意味をカバーしているので、
とても使いやすいからです。
こういった言葉を使えば、
自分が提供しているものを
間違いなく伝えることができます。
しかし・・・
それは"間違っていない”だけで、
魅力的な言葉ではありません。
魅力的ではない理由
なぜ魅力的ではないかとうと、
「言葉の持つ意味が広いから」
です。
意味の広い言葉に訴求力はありません。
「豊かな社会を目指します」
「地域社会に貢献します」
「よりよい世界を作っていきます」
こういった言葉を見ても、
あんまり心動かされないですよね。
自分の中の理念として掲げるには
良いかもしれませんが、お客さんを
惹き付ける言葉ではありません。
お客さんを惹き付けるには、
「より具体的な言葉」
を使っていく必要があります。
実際のお客さんの言葉や、
具体的なシチュエーション、
明確な数字などですね。
深堀り、深堀り、深堀り
『幸せ』というのは、
具体的に何を指すのか?
何が自分の顧客にとっての幸せなのか?
何の問題を解決した状態なのか?
どんな不安を払拭した状況なのか?
どんな金銭的なメリットを得た状態なのか?
どんなリスクがない状態なのか?
など、、、
もっと具体的に突き詰めていく必要があります。
つまり、リサーチを行うということですね。
実際にお客さんに聞いたり、
本を読んだり、アンケート結果を
調べたりなどして、明確な
顧客像を描く必要があります。
これができていないと、
「意味が広い言葉」
を使うことになってしまい、
何も感じない文章になってしまいます。
本当に使うべき言葉
リサーチを徹底的に行って
顧客像を明確にすることで、
「自分の顧客が本当に求めていること」
を見つけることができます。
それが見つかったら、
その言葉を使っていくのです。
見込み客に話を聞いてみて、
「安心が欲しいんです・・・」
という回答が返って来たら、
「どういった状態だと
“安心”を感じるんですか?」
と聞いてみましょう。
そうすれば、あなたが書くべき
言葉が見つかってきます。
こうやって、広い範囲からどんどん
狭く、具体的に掘り下げていくのです。
周りと差をつけろ!
意味の広い言葉を使っている
ようでは、最初にお伝えした通り
「まだまだ詰めが甘い」状態です。
もしあなたが、より多くのお客さんを
惹き付けたいと思うのなら・・・
「意味の広い言葉」
を使わないように気をつけましょう。
もしそういった言葉が出てきてしまったら、
「これは、具体的にはどういう状態を指すんだろう?」
と自問自答できるクセがつくとベストです。
多くの人は、ここまで突き詰める
ことはできておらず、意味の広い
言葉に逃げているのが現状です。
なので、その中であなたが意識して
これを実行できるようになれば、
優位に立つことが可能になります。
幅広い意味の言葉は、便利なので
ついつい使ってしまいがちなので、
このことは常に意識する必要があります。