先日、確定拠出年金の専門家である、
株式会社アセット・アドバンテージの
山中さんとお会いしてきました。
山中さんは、確定拠出年金に
強みを持つ数少ないFPです。
テレビにも出ていて、NHKの番組に出演をしたり、
この前は俳優の坂上忍さんとも共演をしていました。
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フジテレビの『教訓のススメ』という番組です。
そして、確定拠出年金をツールとして
法人の開拓も行なっています。
そこで、今回は山中さんに聞いた、
『確定拠出年金を活用するとFPとして何ができるのか』
ということをお伝えしたいと思います。
法人開拓のフックになる
確定拠出年金は、社会保険料の
削減手段として活用できますよね。
そのメリットを訴求して、
法人開拓のフックとして利用することができます。
方法としては、数人の経営者を集めて勉強会を開いたり、
税理士などとタイアップしてセミナーを開いたり、
直接会った経営者と話をしたり等、、、
色々な方法が考えられますね。
もちろん、そんなに簡単に行くものではありませんが、
『FPが法人と接点を持つ』
という目的を達成するには良い方法だと思います。
従業員向けの研修
確定拠出年金の導入が決まると、
セットで従業員向けの研修が付いてきます。
これは、やらなければいけないと
決まっているものらしいのですね。
会社の規模にもよりますが、基本的には導入時に2回、
その後は年に1回くらいの研修を行なうそうです。
相場としては、研修1回につき5万円程度のようです。
もちろん、この研修の回数は増やす事もできます。
ポイントは、担当者との相性とのことでした。
話し合いの中で決まって行くみたいですね。
保険の見直しがスムーズ
確定拠出年金を導入した企業は、
社会保険料を削減する為に社員の加入を
増やしたいと考えるようになります。
ただ、社員としては確定拠出年金に多く
お金を入れてしまうと、手取りが少なくなります。
こういった事情を考えると、
『保険を見直して余計な支出を減らす』
ということをスムーズな流れで話すことが可能です。
保険を見直すことで社員は確定拠出年金に加入したり、
拠出額を増やすことができるようになります。
その結果、社会保険料が削減できるので会社は喜びますね。
このような関係になるので、
社内で保険の見直しセミナーを開催し、
そこから個別相談に移行するという流れが簡単に作れます。
社員の個別相談会
また、保険の見直しだけではなく、
他のテーマで社員向けのセミナーを行なうことも可能です。
ここらへんは、山中さんいわく
“社長との相性”が大きく影響するそうです。
ただ、うまく話がまとまれば
『家えらびセミナー』
『資産運用セミナー』
『相続セミナー』
のように他のテーマのセミナーを行って、
『その分野の専門家』と思ってもらい、
個別相談に繋げるという使い方もできますね。
話を聞くと、やはり『会社の専属FP』
というブランドは強いようです。
何か問題が起こった時に、
『そうだ、これはあのFPの人に聞こう!』
と思ってもらる存在になれると強いですよね。
確定拠出年金を使い法人の中に入って行く事で、
そういった”確固としたマーケット”を手に入れることができます。
社長の個別相談
もちろん、社長の個別相談にも繋がります。
社長という立場上、お金に関する悩みは
たくさん抱えている場合が多いでしょう。
それに、動くお金も大きい場合が多いです。
"お金の専門家”として確定拠出年金の
導入を通して信頼してもらえれば、
「ちょっと個人的なことで相談があるんだけど・・・」
という形で社長の個別相談に自然に繋がる場合も多いでしょう。
また、役員についても同じ事が言えますね。
法人を抱えるメリット
色々とお伝えをしていきましたが、
何はともあれ、一番大きなメリットは
『法人の中のマーケットを自分のものにできる』
ということではないでしょうか?
会社の専属FPとして入ってしまえば、
競合が入ってくる余地はありません。
例えば、50人の会社だったら、
50人の”濃い”見込み客が得られる訳です。
これは魅力的ですよね。
既に自分のことを知っていて、
信頼してくれる人がたくさんいる。
これほどビジネスに有利な条件はありません。
その状態を実現する為に、
確定拠出年金はFPにとって良いツールだと思います。