FPとして【FIRE-経済的自由-】を届けてみた

昆知宏

アメリカの若年層を中心に普及してきている新しい価値観。

FIRE。

FIREとは、

”Financial Independence, Retire Early”の頭字語で、
経済的な独立を得て早期にリタイアすることを言います。

FPの方ならきっと知ってますよね。

実は私もちょっとこの考え方に憧れがあります。

というのも、

私自身の生活がスモールでたいしてお金も
使わずにそれでも人生は存分に楽しめるし、

マイホームは買ったものの、
地方でさらに郊外で負担も少ないし

金融リテラシーもないほうではないから
本気で目指せないこともないな。

と思っているからです。

私に限らず特に30代前半の方は、
この思考が日本人でも顕著にもっており、

FPとしてFIREのコンサルティングを
行うことはとても面白いかもしれません。

なぜなら、私はひとつのFIREを最近
顧客に届けることができたからです。

資本×金融リテラシー

私のクライアントで将来のことが不安で
仕方がないという方がいました。

自営業をされており、
毎月の仕事からの収入も13万円で月々の収支は赤字。

コロナの影響も受けており、先々が不安で仕方ない。

どんどん貯金も減っていくというのです。

ここまで聞くと確かに、それは大変。

となりますよね。

しかし生活は派手な方ではなく、
別に今後もそれを望んでいなくて、

毎月の固定支出も16万円ほどで、
住居はローンが終わった持ち家を所有。

それであれば貯金を取り崩して、
経済の回復を待てば何とか
なりそうな感じがします。

しかし次に私は驚きます。

なんと貯金が4,000万円もあるというのです。

中間省略しますが、
この方に私はFIREの考え方を話し、
結論から言うとFIREを実現しました。

FPからすると「え?4,000万円あるのに…」
となりますが、

保険や銀行預金に入っていた
その4,000万円は今まで何かを
生むことはなかったのです。

極端な例ですが、
金融リテラシーのあるなしで、

この方は生涯所得や人生の自由さは
大きく変わることになります。

FIREを希望する人は多い

FIREを目指すには、

節約しまくってとにかくキャッシュを早期に積み上げて、
利回りのある金融商品に投資をし、その収益で生活をするというのが
王道な考え方です。

つまり、

「月々の固定生活費<不労所得」

の臨界点を超えた時がFIREの実現と
なるわけですね。

日々ライフプランを作っていると、
将来に不安を感じながら、
特に打つ手もなく、

したくもない仕事を我慢して65歳、
今のご時世は70歳まで続けることを
覚悟している人を多くお見受けします。

家計を分析していくと、
決して浪費家でもなく、

私の場合だと住宅購入金額さえ
間違えなければ、

お金に苦労しない人生はらくらく
作れるだろうという人はとても多いです。

そんなときに、

「うまくやると55歳リタイヤも視野に入りますね。」

という言葉を言うと、

キラッと輝く相談者。

この時の、表情を見ると何とかして
それを実現してもらいたくなります。

相談者の本当に望む人生を実現できかどうかは、
FPしかいないんだなといつも思うのです。

ライフプランは心の平穏を届ける仕事

もちろん、現状の支出レベルや、
将来的な予想貯蓄高を考慮すると、

FIREを実現できる可能性は極めて
低いという方のほうが多いのが現実。

別にFIREを望んでいる人は極めて少数(というかその考え方をしらない)
のですから、余計なことを話す必要はありません。

現在予定されているライフプランをベースに
現状よりも良くなれる点をアドバイスできる
ことは山ほどあります。

私は、最近思うことがあります。

ライフプランを作っても、
そのライフプランが実現する可能性は
何%くらいあるのかということです。

家を建てている途中でも
転職を考えたり実行する人は、
※本当は家ができるまで待ってほしい

一定数おり、
作ったライフプランなど即効で
塗り替えられるのが日常茶飯事。

しかしライフプランが激変するのは、
収入の変化つまり仕事に由来するものが大きい。

そうなると、【仕事=収入を得る手段】に対しての聞き取りが
より重要になってくるわけです。

最近ファイナンシャルプランナー×キャリアコンサルタントの
組み合わせが少し増えているように思うのですが、
要はそういうことですよね。

つまり聞き取り段階で、
源泉徴収票と勤務先の聞き取りで終わらずに

より相談者の仕事、仕事観について
フォーカスしていくと、

ライフプランについてもっと具体的に、

”相談者の本当に実現したいもの”

に近づけるようになります。

ライフプランをベースに、何に昇華するか。

ここで他のFPと決定的に差別化を
図れるとあなたも相談者も楽しい毎日となりそうですよね。

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この記事を書いた人

昆知宏

新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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