突然ですが、質問です。
あなたは、タクシー運転手と話をしますか?
もしくは、髪を切る時に美容師さんと話をしますか?
これ、人によって話をしないタイプと
話をするタイプにくっきり分かれると思います。
僕は、話をするタイプです。
この間セミナー開催の為に日本に
帰国した時も、銀座から東京駅まで向かう
タクシーで運転手さんと話をしていました。
元々、こういった職業の人と話を
するのが苦にならないというのと・・・
カナダで生活をしていたら見知らぬ人と
路上やカフェで話す機会が増えたということもありますが・・・
(日本では考えられないと思いますが、カナダだと普通の感覚です)
これには1つ、大きな理由があります。
見知らぬ人と話をする理由
それは、
『定点観測をしている人の話が聞ける』
からです。
タクシーの運転手は、その地域でタクシー運転手を長年やっていますよね。
そうすると、その地域の変化を頭の中に蓄積しています。
例えば、銀座にいる人がどう変わったのか?
いつから観光客で溢れるようになったのか?
どの国の人がよくタクシーをよく使うのか?
マナーの良い乗客は何人か?
逆にマナーの悪い乗客は何人か?
などなど、話をすれば色々な情報を教えてくれます。
銀座が少し昔と比べて外国人観光客ばっかりになったのは行くとすぐにわかりますが・・・
定点観測をしている人から聞くと、詳しい変遷や詳細な情報を教えてくれるので楽しいです。
美容室で得られる情報
これは、美容室でも同じですね。
美容室に来るお客さんは近くに住んでいる人が多いです。
そうなると必然的に、地元の情報が集まってきます。
『新しくオープンするバーのオーナーは誰々で・・・』
『今マンションの開発をしている所の地権者の話し合いが・・・』
『先月潰れたドラッグストアには〇〇が入るらしいですよ・・・』
などなど、ただ住んでいるだけでは知りえない情報が入ってきます。
これは、同じ場所で定点観測をしている美容師だからこそ持っている情報です。
こういった情報があると、話のネタになりますし地元により溶け込めますよね。
活用できる有益なデータの宝庫
『定点観測』
というのは、有益な情報の宝庫になります。
こういった情報を得ることができるので、
僕はタクシーの運転手や美容師さんと話をすることが多いです。
そして・・・
これは、日常生活ではなくてビジネスでも応用ができる考え方です。
例えば、集客の経路。
これを定点観測することで、得られる情報は非常に多いです。
定点観測すべきポイント
ホームページから来た人が○○人で、セミナーから来た人が○○人。
そして、セミナーの集客方法は■■から来た人が○○人で、■■が○○人。
その時にあった集客に影響を及ぼした出来事。
お客さんの職業の割合。
世帯年収と顧客単価の相関。
オンライン経由とオフライン経由の集客の違い。
集客にかかるコストの変化。
こういったことを例えばエクセルにデータとしてまとめておく。
これができると、より自分のリソースを有効に使える可能性が増えます。
改善の為の選択肢が増える
例えば・・・
世の中の人の関心が高まる時期には集客数が増えるから、
自分の分野に関するニュースが出た時に広告費を使おう。
特定の職業の人が増えているから、
ホームページにその職業の人が興味を持つコンテンツを増やそう。
世帯年収によって明らかに顧客単価が違うから、
世帯年収の高いお客さんに集客がしやすい〇〇にもっとお金と時間を使おう。
などなど、、、
色々な仮設を立て成功する可能性が高い施策を取ることができますよね。
定点観測をしないとどうなるか
逆に言うと、これをやっていないと
『状況が悪化した時に取れる選択肢』
が見えないという事態になってしまう可能性があります。
集客がしにくくなっているけど、何をすればいいのかわからない・・・
とりあえず広告費を増やすことで集客数を維持できるけど、続けていく体力がない・・・
など、このような感じですね。
つまり、定点観測をしていないことによって自分の首が徐々に締まってしまう、という状態です。
手遅れになる前にこれを始めよう
FPビジネスを取り巻く環境は、日々変化しています。
ポジティブな変化が生まれることもありますが、
何もしていない場合に起こる変化はネガティブなものの方が多いです。
その時に、どのような対策を取ることができるのか?
それは、定点観測をしているかどうかによって変わってきます。
あなたは、集客のデータを定点観測していますか?
集客だけではなく、例えばメルマガ登録の経路など、
ビジネスの要所になるポイントも同様です。
もしできていないのなら、今から始めましょう。