さて、アメリカ訪問も終わり、
日本に帰ってきました。
結局、2週間ほどの滞在でしたね。
最初の1週間はボストン、
残り1週間はニューヨーク、
という感じで過ごしてました。
その間も仕事はしていたのですが、、、
やはり移動とか予定が
多いと大変ですね。
よく、
『海外を旅しながら仕事できる!』
みたいなうたい文句が
あったりしますが、
あれは幻想な気がします。
旅先の出来事を発信するというのが
仕事になっているのなら別ですが、、、
普通にオフィスワークをするなら
定位置に留まった方が効率的です。
ネットが繋がらなかったり等の
トラブルが起こる可能性もありますからね。
海外で仕事をするなら観光とかを
交ぜずに決まった場所で仕事して
るのがいいな〜、と思った次第です。
文化の違い
また、アメリカは初めての
訪問だったのですが、
やっぱり文化が違いますね。
警察の前でもみんな
平然と信号を無視したり、、
地下鉄に頭のおかしい人が
入ってきてお金をせびってきたり、、
セミナー中にイスに足を
乗っけながら話を聞いてたり、、
挙げていたらキリがないですが、
中でもチップの文化は日本には
ないので困りました。。
事前に何も調べずに行ったのですが、
ご飯を食べた時にクレジットカードで
支払うとレシートが2枚来るんですね。
その内の1枚は普通のレシートで、
もう1枚はチップの額を記入して
お店側に渡すものらしいです。
そうすると、チップ込みの
料金がカードに請求される、
という仕組みのようです。
でも、、、
僕はこれ最初意味わからなかったので
『なんで2枚くれるんだろう・・・』
と思いながら2枚とも
持って帰っちゃいました。。
きっと、お店側から見たら
訳わからない客だったと思います。。
そのことは後になって教えて
もらったのですが、、、
それを知った時は、
『あれ、じゃあいくら
請求されるんだこれ??』
と不安になりました。
迷惑料みたいな感じで
めちゃくちゃ請求されてたら
どうしよう・・・
と心配だったのですが、さっき
クレジットカードの明細を見たら
チップ抜きで決済されてました。
ひと安心すると同時に、
申し訳ない気持でいっぱいです。
もう1つ渡されたもの
ただ、このお店では会計時に
渡されたのは2枚のレシートだけ
ではありませんでした。
それ以外にも、分厚いハガキ
くらいの大きさのポストカードを
渡してきたのです。
最初はこれも全く意味が
わかりませんでした。
なんだこれ?
という感じです。。
でも、よくよく見るとこんな
ことが書いてあるのです。
『(お店の名前)でのディナー
に使えるクーポンをプレゼント!
毎月、(お店の名前)では
抽選で2名様のディナーの為の
クーポンをプレゼントしています。
下記にお名前とメールアドレスを
ご記入頂ければ、プレゼントに
応募をすることができます。
また、合わせて特別なイベント
などの情報もお送りします!』
この文字の下には、
・名前
・メールアドレス
・コメント
この3つの欄があり、
きっとお会計の間にこれを書いて
渡すようになっているのでしょう。
このカードの目的
これは何をしているかというと、
顧客リストを作っているんですね。
一度お店に来てくれた人というのは
再来店してくれる可能性が高いです。
なので、そのリストに対して
アプローチができるように
リストを取っているのです。
それに、情報を記入してもらう
為に無料のプレゼントも付けています。
ここにメールアドレスを記入すれば、
きっと定期的にお店の情報が
流れてくるようになるのでしょう。
この方式をとっている所には
滞在中に2件出会いました。
なので、やっている所はそんなに
多くないですが、さすがマーケ
ティング先進国という感じです。
接触機会を活用する
この出来事からは、顧客リストを
作る重要性も学ぶ事ができますが、、、
それ以上に学びになるのは、
『お客さんと接触する
機会を有効活用している』
ということです。
このお店では、
“店員さんがお客さんに
会計の時に接触する"
という機会をしっかりと活用しています。
これは、ほとんどのお店は
何もしていないのが普通です。
でも、このお店はお客さんに
情報を記入してもらう事で
顧客リストを増やしてます。
こういった仕組みを構築することで、
普通は何も起こらない所からプラスの
財産を得る事に成功してるのです。
そして、これが積み重なると大きな
売上げの差となって現れてくるはずです。
チャンスのあるタイミング
"お客さんが何かしらの
行動を起こした後"
というのはチャンスであるにも
関わらず、ほとんどの人がその
機会をムダにしてしまっています。
例えば・・・
・面談が終わった後
・セミナーの受講後
・ウェブページから問い合わせ、
申し込みをした後のページ
このような機会の中には、
上手く活用できれば大きな
効果を見込める場合もあります。
なぜなら、お客さんが行動をした後は、
次の行動のハードルが低くなるからです。
最初に入り口に入ってもらうのが
一番ハードルが高い行動です。
しかし、そこを超えてもらえれば
次の行動を起こしてもらうことは
そんなに難しくありません。
あなたも、この視点を活用して
『もっと活用できる機会はないか?』
ということを探してみて下さい。
あなたのビジネスをさらに
向上させる機会がどこかに
眠っているはずです。