自信を持とう、FPは最強だ。

執筆者:昆 知宏
   

若いときに経験しておいてよかったこと。

あなたはどんなことがありますか?

当時はもうとてもいやで、なんでこんなことしているんだろう?と思いながらも、今思い返すとそれが最大の自分の強みになっていることがあります。

そしてFP業界の方の場合、私と同じようにこの経験を積んでいる方が多く、一般的に成功していると言われるFPにおいても多くの場合、この経験があります。

さて、それはなんだと思いますか?

社会を生きる最強の経験とは?

それは営業職の経験です。

対個人、対法人どちらも経験がある人ってやっぱり強いなと最近感じます。

特に40代を過ぎたあたりから、営業経験の有無がじわじわと出てくるように思います。

相手に尽くして行動することが根本的にマインドセットされているかどうかということは、この社会では思った以上の強みになります。

私は住宅FPとして活動しているのですが、住宅を作る設計士さんとか工務店の大工さんとかは専門能力がとても高い反面、相手の気持ちを察することができない人が超多いのです。(経験がある方は、すごい共感してくれると思います)

なんでそんなに気が利かないんだろう、説明を省略しちゃうのだろうとよく思うことがあります。

当然、営業経験がないからそこまで求めるのは酷というのも分かるのですが、ちょっと相手を思いやったり、今何が心配で、なにに不安を感じているかを予測してあげるだけで、もっとより良い関係になれるのに本当に本当にもったいないよなと思います。

でも、そういったことって営業経験があるかたには当然のように感じられる空気感なのですが、そもそもその空気感を一切感じ取れない人って結構多いのです。

今私が書いているこの内容に、「めっちゃ共感できる」と思ってくれる人は、あなたには相手を思いやる気持ちが根本的にマインドセットされています。

客観的に見ると、実はかなりの強みなのです。

FPが最強である理由

FPライズのメルマガを書いている中西さんと以前このような話になったことがあります。

私自身もFPのプレイヤーでこの仕事しかできないと思っている派なのですが、FPをコンサルティングしている中西さんに言わせれば、FPは全体的に能力が高い人が多く、なにをやらせてもうまくいく人が多いんです。ということです。

嬉しいことを言ってくれるなと思いましたが、冷静に考えると集客・営業・企画・場合によっては経営・経理・アフターと全体的に網羅できる能力って確かに社会的に重宝されると思います。

そのような人材を探そうと思っても確かにあまりいません。

この人材を採用してくれと任命されたら、かなりげんなりしてしまいます。

実はあなたのその努力してきた道筋は、簡単なものではありません。

特別な存在なのです。

いかに気が付けるか

FPとして成功できるかどうかのポイントは、私は気づきだと思います。

相手が何を心配していて、なにに不満を感じているか。

現状取っている行動内で、相手が満たせていない要素はなにか。

営業経験がある人、もしくは対人仕事が多い人はこのあたりを感覚的につかむことができるようです。私も得意です。

向き合った相手の目やしぐさを見れば、どんな人なのか。何を求めているか。

ラインを少しやり取りした中で、根本的な思考傾向がどんなタイプの人なのか。

そんなの分かるわけないで、終わる人がいかに多いか。

FPであるあなたはきっとなんとなく、「いや、それはなんとなく分かります」という方がきっと多いと思います。

それは超絶、強みです。

そこまで気を遣って疲れてしまうことを逆に弱みと感じる時期もありましたが、全然デメリットではありません。

FPが多く持つ、強みなのです。

自信を持っていきましょう。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

関連記事