レッドオーシャン。
少しマーケティングの勉強をすると、
必ず出てくる言葉ですね。
レッドオーシャンとは簡単に言うと、
『競争の熾烈な市場』
のことです。
例えば、引っ越し業界。
特にこの3月4月は
引っ越しのシーズンです。
そして、同じような引っ越し
業者は腐るほど存在しています。
この前、僕が引っ越し業者の
一括見積サイトで問い合わせをしたら、
『ウチに依頼して下さい!』
『他より安くしますよ!』
『もっと詳しく話を聞かせて下さい!』
という電話やメールが速攻で
ひっきりなしに届きました。
もう、うっとおしいくらいに。。
10社以上は来たと思います。
その中から1社を選んで
引っ越しの依頼をしたのですが、、、
業者としたら、競争相手が
めちゃくちゃたくさんいる中で、
選ばれなきゃいけない訳です。。
これは相当キツいですよね。
競争相手のいない所
一方で、競争相手がほとんど
存在しない市場も存在します。
これがいわゆる、
『ブルーオーシャン』
というものです。
競争相手がおらず、
顧客の取り合いがほとんどない。
価格競争もないし、
合見積を取られることもない。
お客さんはこちらの
言うことを素直に聞いてくれる。
そんな理想的な市場が、
ブルーオーシャンというものです。
できることなら、こういった所で
仕事ができるといいですよね。
そこで今回は、ブルーオーシャンを
作り出す方法を紹介したいと思います。
ブルーオーシャンを作る方法
その方法とは、
『競争が熾烈になる前段階の
見込み客を集めてプールしておく』
という方法です。
例えば、住宅の分野を考えてみましょう。
もう既に
「家を買うぞ!」
と決めていて、完成見学会や
不動産屋を回っている人たちの場合、、、
周りにはたくさんの業者がいますよね。
こういったお客さんを自分の所に
集めてくるのは難易度が高くなります。
また、相続の分野を考えてみると、
既に相続が発生した後だと、
山ほどの競争相手がいますよね。
数ある競争相手の中から
自分の所を選んでもらうのは
どうしても確率が低くなります。
時間をずらしたら?
しかし・・・
時間を前にずらして、
『まだ家を買うことを決めていない人』
『まだ相続が発生していない人』
を相手にしたらどうでしょうか?
そういった人を相手にすれば、
一気に競争相手はいなくなりますよね。
理由は、誰も狙っていないからです。
ほとんどの人は
『すぐにお金になる人』
を追い求めているので、
『そのうちお客さんになってくれるだろう』
という人には関心を示しません。
ここにチャンスがあります。
気軽に継続参加できる会
例えば、子どもが幼稚園や
保育園に通っている親を相手に、
『マイホーム購入塾』
のようなものを
開いたらどうでしょうか?
低額の月会費をとって、気軽に
継続参加できる会を作るのです。
そうやって定期的に自分の話を
聞いてくれる集団を作ったなら、、、
家を買う時には絶対に自分に
相談が来るようになりますよね。
もちろん、他の業者はそういった
『そのうちお客さんになってくれるだろう』
という人は相手にしていないので、
競争相手はほぼ存在しません。
こういう段階からアプローチを
仕掛けていき・・・
『競争が熾烈になる前段階の
見込み客を集めてプールしておく』
ことができれば、
安定的な集客経路ができますよね。
デメリットとチャンス
ただ、この方法には
デメリットがあります。
それは、
『収益化まで時間がかかる』
ということ。
しかし、裏返して考えると、
みんなやりたがらないからこそ
チャンスがある、ということですね。
大きな見込み客の母集団を
作り上げることができれば、
これほど強いものはありません。
もしあなたが、見込み客を
探すのに苦労をしているのなら・・・
この方法を使って、ブルーオーシャンを
作り出す価値は十分にあるはずです。