趣味である登山の風景や、子どもの写真を撮るのが最近の私の趣味です。
私には個人的な持論があります。
それは、そのテーマの本を5冊ほど読みこむだけで初心者を簡単に抜けられるということです。
例えばカメラの場合は、上手な写真の撮り方とかそういったものです。
登山の場合は、山登りの心得的なものとかそういう感じです。
本に書いてあることは、どの分野もだいたいどれも一緒。
大事なことってどれも共通していて、同じテーマの本を読むと明確に浮き彫りになってくるのです。
そこを抜き出してあとはひたすら練習。
練習を重ねていくと、なんとなく初心者から自分でも抜けられるような感覚が来る日がきます。
途中で飽きちゃうときは、それが向いていなかったことも分かります。
今回、嬉しいことがありました。
趣味で取っていた写真を喜んでくれる人に提供していたら、「今度お金を払うから写真を撮ってくれないか?」というオファーが来ました。
自分が提供する作品に対して、誰かが価値を付けてくれるのであれば、その瞬間から私は別にプロと名乗って問題ないと思っています。
結局のところ、プロというのは1対1でサービスに対してお金を払ってくれる人がいる。
これだけに尽きるからです。
あなたは既にプロフェッショナル
FPとして活動を開始したときのことをあなたは覚えていますか?
私は独立して初めでフィーをもらって仕事をしたときのことを明確に覚えています。
自分のサービスにお金を払ってくれる人がいることがとても嬉しかったですし、報酬以上の仕事を全うするんだという明確のプロ意識を持ちました。
経験値が足りていないようが、実は内心相手の期待に応えられないんじゃないかとビクビクしていようが、あなたは正真正銘のプロなのです。
そしてその次のステップである選ばれるプロになるためには、何が必要だと思いますか?
先ほども書きましたがそれは練習。
練習というと、誤解が生じますので、場数、経験としましょう。
知人に自分のビジネスをアピールして紹介を促進するもよし、ネット広告を出してとにかく存在を知ってもらうのもよし。
とにかく経験を積めば積むほど提案に幅が出てきます。
経験を積めば積むほど、自分の得意分野も明確になってきます。
得意分野を明確にアピールすることに成功すれば、今度はプロの中のプロという領域に入ることができるようになるでしょう。
アピールをやめるな
ある程度ビジネスが軌道に乗ってくると、今度はプロ慣れしてしまう怖さがあります。
自分自身に自信を持つことはいいことですが、得意分野を相手が知っているだろうと思いこむこと。
他のプロとの違いもホームページに書いてあるんだから、事前に知っているだろうと思いこむこと。
これらはとっても危険です。
私自身も開業当初は自分の特徴やメリットを精いっぱいアピールしようと説明に時間をかけていました。
ところが最近は、十分な説明をしていないことに気が付きました。
なんか売り込みっぽくなっちゃうから簡素化して説明をしていたのです。
当然ながら、これではダメでした。
相手をより幸せにするためにアピールするんだという気持ちが欠けていたのです。
いつの間にか、売り込みっぽく自分自身が感じていたのであれば、お客さんから見てもそれは売りこみでしょう。
説明を簡素化すると逆に売り込みっぽくなってしまうので、独立した経緯から他社との違いまで徹底的に丁寧に説明をするべきなのです。
長くなってもお客さんにメリットがあればそうするべきなのです。
結局最後は、情熱だ
中途半端にこなれてきた人って一番魅力がないよね。
私は営業を受ける側になるとよくこういうことを感じます。
経験が少なそうでも情熱がある人はやはり何か惹かれますし、大ベテランの安定感もやはり心地いい。
これらの中間である中途半端にこなれてきたコンサルタントや営業って一番、魅力がありません。
ノウハウが固まってきて、提案が一辺倒になった時期のことなのかと思います。
説明を省略して「私に相談することで絶対あなたにメリットがありますよ」なんて言われてもただただ胡散臭いですね。
十分な説明があって、そこにマニュアル化されていないパーソナライズされた提案があって、そしてお客さんとの約束がある。
結局仕事が来るかどうかは、ここに尽きるのです。
私はやはりこの仕事が好きで、今後も続けていきたいと思っています。
初めてお金をもらったときのあの気持ち。
そして、サービスを受けてもらうために必死にアピールしていたあの時の事。
それが時と共に薄れていくようでは、事業の継続もできません。
最後は、やはり情熱だ。
情熱を最大限灯すために、仕事だけでなく心技体のバランスを整えられる人が長く仕事ができるのは明確です。
私は正直に言うと仕事からちょっと逃げるように始めた趣味から、仕事の楽しみを取り戻しました。