FPの文章力を高める簡単ツール

中西雅司
「寝たいのに寝られない・・・」

あなたはそんな時ありませんか?

私はちょうど昨日、そんな状態になってしまい、朝の4時まで眠ることができませんでした。

特に何か落ち着かないことがあったわけでもなく、

コーヒーを飲んだわけでもないのに、眠れませんでした。

たまにこういうことがあるんですよね。。。

何とかしたいものです。

さて、全然話は変わりますが、

今日は、私がよくFPの方にお伝えしている便利ツールの1つのご紹介です。

このツールをうまく使えると、

・ホームページからの問合せの増加

・受注率の向上

・あなたのファンの増加

などに繋げることも可能です。

文章の読みやすさがわかるツール

今回ご紹介するツールは、

「漢字使用率チェッカー」

というものです。

http://akind.dee.cc/kanjiritsuchk-input.html

このツールを使ってできることは、読んで字のごとくですが、

「文章に漢字がどれくらいの割合で使われているか」

を確認することができるものです。

文章を貼り付けて、ボタンをクリックするだけで計測が可能です。

漢字の比率は、文章の読みやすさの要素の1つです。

なので、

漢字の比率をチェックすることで、

「あなたの文章が読みにくくないか」

をチェックすることができるのです。

例えば、

・ホームページやWebサイトに書いている文章

・ブログやメルマガの文章

・お客さまにお渡しする提案書に書いている文章

・セミナーの告知文

・外部のサイトで執筆している文章

などをチェックしてみると良いと思います。

漢字の比率はどれくらいがいいの?

一般的には、漢字の比率は30%前後が良いと言われています。

ただし、FPの場合、

「ライフプランやポートフォリオなどのカタカナの言葉」

も結構使うと思います。

こういったカタカナ用語は、お客さまからすると、専門用語であることが多いので、

「わかりにくい言葉」

になってしまいがちです。

なので、私は日頃、FPの方に目安としてお伝えしているのは、

「漢字+カタカナで3割程度に抑える」

です。

こちらのツールでは、カタカナの割合を計測することはできませんが、

カタカナはだいたい10%未満になります。

なので、

漢字が20%程度に抑えられていれば、漢字+カタカナで、30%前後になると考えて良いです。

つまり、目安は、

「漢字の割合が20%程度」

になります。

具体的な3つの対策方法

ツールを使ってチェックをした結果、

もし、あなたの文章の漢字の割合が高すぎるのなら、漢字を減らす対策をすると良いでしょう。

今日は、漢字を減らすための具体的な改善方法を3つお伝えします。

1つ目は、すぐに改善が可能なものですが、

「漢字でなくてもいいものが漢字になっているケース」

です。

「ありがとうございます」

「有難うございます」

になっているケースなどです。

その他にも、

「致します」

「宜しく」

「是非」

「又は」

「出来ます」

なども、ひらがなに変えるだけで、改善が可能ですよね。

これらを変えるだけでも、かなり読みやすくなります。

熟語(音読み)を訓読みのワードに

2つ目の対策は、

「熟語を訓読みのワードにする」

という方法です。

一般的に、熟語が続くと読みにくくなるためです。

例えば、

「商品の販売・勧誘は実施しません」

という文章だと漢字比率が50%を超えています。

商品、販売、勧誘、実施などの熟語が続きますね。

これを置き換えるとすると、

「商品を売ったり、勧めたりすることはありませんので、ご安心ください」

などになります。

熟語を訓読みのワードに置き換える時には、こちらの類義語辞典などが役に立ちます。

https://thesaurus.weblio.jp/

変える言葉が思いつかない場合には、変えたい熟語を入力して、訓読みの類義語を探してみましょう。

専門用語を減らす

3つ目の対策方法は、

「専門用語を減らすこと」

です。

専門家はどうしても、専門用語を知らず知らずのうちに使ってしまうものです。

しかも、

知識や経験が増えれば増えるほど、その傾向が高まっていきます。

あなたにとっては当たり前でも、お客さまにとっては、当たり前ではない言葉はたくさんありますよね。

専門用語の使用にはくれぐれも注意をしましょう。

FPや専門家ではない人に、あなたの文章を見てもらうと、意外な気づきがあるはずです。

言葉をわかりやすくするだけで

いかがでしたでしょうか。

私のコンサル生でもよくあるのですが、

「文章をわかりやすくするだけで問合せが増えた」

という事例はたくさんあります。

それくらい、専門家は、難しい言葉を使ってしまいがちなのです。

なので、単に文章をわかりやすくするだけでも、ライバルに勝てることがとても多いのです。

あなたの意識として、

「わかりやすく読みやすい文章を書くように、いつも心がける」

「専門用語は極力減らす」

これを心がけるだけでも、問合せや成約率が増える大きな要因になるはずです。

P.S.

今日は、いつもにはないプレッシャーを感じながら、メルマガを書きました。

なぜなら、

「この文章の漢字の使用率が高くなってはいけない!」

と考えてしまったからです。

今チェックしたところ、何とか21%に抑えることができました(笑)

私も引き続き努力をしていきたいと思います。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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