(石塚)
「そういえば、ヤフーとグーグルの
広告ってどんな感じなんですか?」
(昆)
「集客はできてるんですけど、
正直効果があるのかって
はっきりわからないんですよね。
今月は広告止めてるんですけど、
変わらず集客できているので
もしかしたらそこまで成果に
繋がってないかもしれないです。」
これは、今週昆さんと会った時に
出てきた話の1つです。
昆さんは広告代理店にネット広告を
お願いしているみたいなのですが、、、
効果のほどが明確にはなっていないようでした。
今月は広告を止めているとのことで
それで成果に繋がっているかどうかが
ある程度把握できるのかもしれません。
ネット広告に限らず、
「広告を出しているけれども、
それがどれくらい成果に繋がっている
かどうかは明確にはわからない」
という状況になっているFPは
ほかにもいるのではないでしょうか?
だとしたら・・・
危険信号です。
守るべきマーケティングの大原則
マーケティングを行なう上では、
絶対に守るべき大原則があります。
これは、資金力のある大企業など
には当てはまらないかもしれません。
でも、私たちのような個人レベル、
または小規模の事業者は必ず守るべきものです。
その大原則とは・・・
「成果が計測できないものに
お金を使っていはいけない」
というものです。
10万円の広告費を払ったら、
どれくらいの成果が上がるのか?
それが、明確な”数字”で出ない
ものにはお金を使うべきではないのです。
なぜダメなのか?
その理由は、いたって単純。
「無駄にお金を使ってしまっている可能性があるから」
です。
成果が計測できないと、例えば
10万円をネット広告に使ったとしても
計測できなければ全てが無駄に
なってしまっている可能性があります。
「そんなバカなことしないでしょ?」
と思うかもしれませんが、
業者がそれっぽいレポートを出して
専門的な説明をしてきたら、
「よくわかんないけど、
何か良い効果が出てるんだな」
と勘違いしてしまう場合も多々あります。
ネット広告に限らず、
紙媒体の広告でも同じですよ。
継続の判断ができるかどうか?
一方で、成果を明確に計測できるものは
お金を無駄にしてしまうリスクがありません。
例えば、1万円のコストをかけて
1人のお客さんを集客できることが
わかったら、
「この広告は継続させよう」
という判断が可能です。
また、10万円のコストをかけても
1人も集客ができなかったら、
「この広告はダメだからやめよう」
という判断も即時に下すことができます。
そうすれば、無駄にするお金は最小限で済みますよね。
計測できるものは改善できる
さらにもう1つ、大きなポイントなのは
「計測できるものは改善できる」
という事実です。
1万円のコストをかけて1人を
集客できることがわかったのなら、、、
・より高い成果を得る為の施策を考える
・その施策を実行する
・成果を計測する
・計測した成果を元にして最初に戻る
というサイクルを回すことで
数字を改善していくことが可能になります。
いわゆる、PDCAサイクルですね。
マーケティングを行なう上では、
これができることが必須になってきます。
できないと、当てずっぽうで感覚的な
アプローチになってしまいますからね。
あなたが使っている広告費は?
あなたが払っている広告費は、
成果が計測できるものですか?
それとも、計測できないものですか?
もし計測できないものであれば、
今すぐやめてしまいましょう。
そして、お金を計測できるものに集中させるべきです。
「成果が計測できないものに
お金を使っていはいけない」
という大原則を守って下さい。
そうすれば、お金を無駄に使ってしまう
リスクをなくすことができるようになります。