自分のためのマニュアルの重要性

先週は、オーケストラのパンフレットに掲載されていた

「Z席(音のみ席)」

の考え方。

それを、

「FPビジネスにも活かすことができる」

という話をしました。

今回は、コンサートそのもののお話をしたいと思います。

コンサートは、ベートーベンの交響曲を中心としたものでした。

私自身、まだクラシックの良さをわかりきっていないのですが、

年齢を重ねるに連れて、少しずつ良さがわかってきたような気もしています。

さて、コンサートが始まりました。

いつもであれば、音楽を聞くことに集中をしているのですが、、、

指揮者が出たり入ったりする

今回は、

「オーケストラや指揮者の方の動きを観察しながら、聞く」

ということをやってみました。

すると、いろんな発見がありました。

例えば、

・オーケストラの演奏者の配置(バイオリンは左側手前など)は、ルールで決まっているのかな?

とか、

・指揮者の人が何度も出たり入ったりするのは、なんでだろう?

などです。

興味深いので、少し調べてみようと思います。

楽譜の偉大さ

他にも、色んな発見はあったのですが、もっとも思いを馳せてしまったのは、

「楽譜」

の存在についてです。

オーケストラの皆さんは、楽譜を見ながら演奏をしています。

この楽譜があるから、多くの人が同じように演奏することができ、

それが合わさることで、1つのすてきな作品が完成します。

また、楽譜のおかげで、多くの人が同じように演奏できるから、

世界中で同じ音楽を演奏することができる。

世界に音楽が広がる。

なので、

「楽譜というのは、偉大だ!」

と思いながら、最後まで聞いていました。

仕事の世界で楽譜とは?

この楽譜というのは、仕事の世界で言えば、

「マニュアル」

にあたります。

あなたは、マニュアルを作っていますか?

一般的に、マニュアルというのは、

「他の人が同じことをできるように」

という目的で作ることが一般的です。

でも、、、

「自分のためのマニュアル」

というものもあったほうが、仕事が効率的に進む場合があります。

定期的なセミナーや問い合わせ対応など

特に、

「何度も同じことを繰り返すこと」

をやっている場合には、その手順をマニュアル化しておくと、

2回目以降は、短い時間で、仕事を
終えることができますよね。

例えば、セミナーを定期的にやっている場合。

その場合は、その準備の手順を整理しておくと、毎回スムーズに開催することができます。

あるいは、問い合わせが入った後の対応を、手動でやっているなら、その手順は整理しておくと、早くできます。

そして、何よりも、抜けもれが発生しなくなります。

何をマニュアル化すべきか?

とはいえ、マニュアル化するのは、手間でもありますよね。

忙しく仕事をしている中で、その時間を作るのはなかなか大変。。。

なので、

・何度も繰り返しやっていること

・繰り返しやりそうなこと

だけをマニュアル化すれば大丈夫です。

そして、最初は、最低限として、

「頻度が多いものや手順が多いものだけ」

で大丈夫です。

次の時に必ず役立ちます。

しかも、いろんなことをマニュアル化しておくと、

将来、他の人に仕事を任せたくなったときに、役立ちます。

それを渡すだけで、仕事をお願いできるからです。

これにより、、、

音楽が世界中に広がるように、ビジネスも拡大していきます。

長期的な視点も大切に

今日は、自分のためのマニュアル化について、お伝えしました。

私自身も面倒で、やらないことも多いのですが、

マニュアル化しておくと、次のときに、確実に仕事のスピードが上がります。

「マニュアルにしておいて良かった!」

と思うこともしばしばです。

何よりも、着手までのスピードが早くなるのが良い点ですね。

ぜひ、お互いに、目の前だけではなく、長期的な視点も大切にしながら、FPビジネスを発展させていきましょう。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

関連記事