売上目標よりも大事な目標設定

昆知宏

10月を過ぎたあたりになると今年もあと少し…年間の売り上げもある程度見えてきますよね。

今年の売り上げを作るためにはそろそろ話を具体化するラストスパート。

そんな時期になりました。

あなたの今年の目標到達状況はいかがでしょうか?

私は独立してからの当初3年間売り上げ目標を明確に決め、自宅のリビングから見えるところに最新の売り上げ状況を常に表示させていました。

自分自身を奮い立たせる目的と、何よりも妻に安心してもらおうというのが目的でした。

節目の数字を過ぎたらご褒美で外食に行ったり、一年の目標を達成したら高級ホテルに泊まるなど分かりやすい報酬をつけて夫婦で楽しんでいたものです。

しかし、3年目以降は表示をやめました。

2年ほど前から売り上げ目標そのものもやめました。

独立FPと売り上げ目標の矛盾

組織でなく個人で事務所を構えて何年かやっていると、売り上げ目標が頭打ちになる時がきます。

打ち破るためには組織化したり、フランチャイズのようにノウハウを同業者に売るなどの方法が普通に考えつくところかと思います。

後者は私も考えてトライしてみましたが、あまりしっくり来ませんでした。

FP業を対相談者にガチでやるのと、同業者向けにコンサルティングをする二刀流はかなり大変だったという実感です。

時間とエネルギーが持ちませんでした。

どっちも中途半端になっては困るので、結局対相談者を選ぶことにしました。

対相談者にエネルギーを向けて、そして独立FPの精神に則れば…正直顧客単価はあまり良いものにはなりません。

何かを売ることに特化すればいいのですが、それでは独立FPは名乗れませんから、売り上げ目標という矛盾したものは捨てることにしたのです。

売上を追いかけるよりも、やりがいや相談者のメリットに特化して他者と差別化を図る方向に全振りしたのです。

物の報酬をやめて、時間と交換する

売り上げ目標を明確にして、その目標を次々に達成していけば物欲は叶えることができます。

私は車が好きなのでその方向で行くと、車にかなりなお金を使ってしまいそうです。

売り上げ目標と物欲はエンドレスなので、終わりはなさそうです。

それはそれで悪いとも思いませんが、何だか未来をイメージしたら疲れてしまいました。

なので売り上げ目標をやめて無駄遣いせずに、子供達との時間を作ることを優先したのです。

子どもが小さい時間は有限ですから、早くにシフトチェンジできて良かったと思っています。

独立して仕事をすればそんなのんびりしたことは言ってられないと思うのですが、自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを考える事って本当に大事なことだと思います。

売上アップの魔力は、本当に恐ろしい力で、得たお金をどうしたいのか?そして得ようとしようと思っているものは本当になくてはならないものなのか?を考えるとそうでもなかったりしたというのがここ数年の実感でした。

売り上げ目標ではなく、集客目標

とはいえ独立して仕事をして、事業を継続していくのは売り上げがないと成り立ちません。

それには集客したお客さんから少しでも多く単価を獲得することを目指すのではなくて、いわゆる独立FPとして中立に提案をしていくと収益がたたないお客さんもいれば、収益がたつお客さんも存在します。

不思議なものでそれらを割り返して平均にしていくと、毎年あまり変わりません。

運的な要素も左右することもあると思いますが、最低集客数があり、あとは顧客利益100%の気持ち良い提案を行っていくだけで、事業を継続するための売上値は導けます。

損益分岐点というところでしょうか。

それを無理やり目指して達成するのではなくて、結果的に目標達成をできるようにするためには、最低●●組の集客数が必要となる事が分かりました。

したがって、私は売り上げ目標は全く意識せずに、集客目標だけは常に意識しています。

集客・マーケティングの仕事は、土日ではなくても、日中でなくても、自宅でも自宅でなくてもできるため、仕事をしている時間はそれなりに多くても、家族との時間を多くとることができます。

売り上げ目標は特に意識しない、でも集客目標は絶対に意識する。

こういうスタイルでここ数年やってきましたが、まあまあ大変ですが、充実感はあります。

私はこんなふうに仕事をしていますが、あなたはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

昆知宏

新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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