点と点は後からつながる

巣鴨のルノアールより
執筆者:中西雅司

  

「点と点は後からつながる」

スティーブ・ジョブズの言葉です。

一見関連性がないもの、メリットがなさそうなことであっても、経験として積み重ねていくことによって、結果的に将来、それが線となり、成果につながっていく。

そんな意味の言葉です。

私自身、FPとして独立して間もない頃を思い返してみると、

「その当時、よくわからないままやっていたことが、今につながっている」

と感じることがよくあります。

10年以上後に線になった経験

例えば、独立したばかりの頃のことです。

FP協会のSG(スタディグループ)で知り合った方に誘われて、お茶会に参加したことがありました。

当時は、人脈を作る必要性や価値もよくわかっていなかったので、

「誘われたから、とりあえず行ってみよう」

くらいの感覚でした。

ですが、その場に独立系FPの方が参加されており、その方との出会いをきっかけに、FPに関する様々な情報を学ぶ機会を得ることができました。

さらに、その独立系FPの方に誘われて参加したビジネス交流会で、多くの方と出会うことになります。

その中で出会ったお二人とは、当時は特に一緒に仕事をすることはありませんでしたが、10年以上経った今では、非常に重要なビジネスパートナーとなっています。

まさに、点と点が線になっています。

もしあのとき、

「自分にはメリットがなさそうだからやめておこう」

「FPの仕事とは関係なさそうだからやめておこう」

と考えて断っていたら、その「点」は生まれず、今の「線」もなかったはずです。

子育てセミナーがFP業に活きた

また別の例として、これも独立して2年目くらいのことですが、私は子どもがいないのですが、知り合いの子育てセミナーに参加したことがあります。

そのときは、

「知り合いの応援のために」

「ちょっと面白そうだから」

という程度の動機でした。

ですが、そのセミナーで学んだ内容は、子育てに限らず、人との関わり方に通じるものでした。

その結果、FPとしてのコンサルティングの考え方が大きく変わり、私自身が当時感じていた、精神的な負担も大きく軽減されることになりました。

役に立たなそうなことも経験する

このように、

一見関連性がないと思えることでも、後になってつながることは数多くあります。

だからこそ、お伝えしたいのは、

「メリットがない、役に立たないと感じることでも、経験してみることが大切」

ということです。

「関連性がない」

「メリットがない」

「役に立たなさそう」

そう考えて経験を避けてしまうのは、とてももったいないことだと思います。

すぐに役立つこともありますし、すぐには役立たなくても、将来、大きな力になることもたくさんあります。

時々でも構わないので

なので、時々でも構わないので、役に立つイメージがわかないものであったとしても、経験をしてみてください。

それが、いずれ、「線としてつながる点」になります。

これからも、あなたの活躍を心から応援しています。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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