自宅のオフィスより
執筆者:中西雅司
「すべてが完全に準備される瞬間を待つというのであれば、何も始めることはできないだろう。」(ツルゲーネフ)
この言葉、実は、独立して1年目の自分に届けたい言葉です。
当時の私は、とにかく「相談できる準備」を整えることに必死でした。
具体的には、
・CFP資格の取得のための勉強
・実務を学ぶためのセミナー参加
・相談を受けた後に紹介する人脈づくり
などです。
こういった準備が整わないと相談を始めてはいけない、と思い込んでいました。
特に自分が苦手な不動産や相続のジャンルなどは、学ぶたびに発見があり、
「このままでは相談なんて到底できない・・・」
そんな風に思っていたのです。
楽しくは過ごしていましたが、でも、先が見えない毎日でした。
知人からの連絡で変わったこと
でも、そんなとき、独立していることを伝えていた知人から、
「中西さんに相談したいです」
との連絡をもらいました。
とても嬉しい気持ちでしたが、正直、まだ全然自信はありませんでした。
でも、やろうと思って、思い切って引き受けてみたんです。
知識がなくても実務は回る
相談の結果、うまくいかない部分もたくさんありました。が、やってみて本当に良かった。
なぜなら、
「自分に足りないものと、すでに足りているもの」
がはっきりわかったからです。
中でも一番の収穫は、
「暗記していなくても何とかなる知識が驚くほど多いこと」
とわかったこと。
キャッシュフロー表が自動計算してくれる部分は、知識がなくても、実務は回るんですよね。
実務をやっていない間は、それすら分かっていなかったんです。
知人に「FPとして独立すること」を伝えておいて、本当に良かったと思います。
もしそれさえもしていなければ、いつまで「完璧を求める準備」に時間を費やしていたかと思うと、恐ろしいですね。。。
準備は、実務をやりながら整えるもの
実務をやっていないと、そもそも何を準備すればいいかが分かりません。
わかっているつもりでも、実際には全然わかっていません。
その結果、必要以上に準備を重ねて、過剰になってしまいがちです。
なので、まだ相談経験がないなら、モニターでもいいので、できるだけ早めに始めてみることをおすすめします。
最初は、勇気がいると思います。
でも、そこを乗り越えると、むしろ不安は減っていきます。
学ぶべきポイントが明確になるからです。
今はAIが知識面をサポートしてくれる時代になり、以前よりずっと気軽に実務を始められる環境が整ってきています。
これからFPとして独立して相談業務をやっていきたいなら、ぜひ早めの一歩を踏み出してみてください。
準備2割本番8割
準備8割本番2割という言葉がありますが、それは、やるべきことが明確になっている場合の話。
やったことがないFPをやる場合は、まずは本番として実行をしてみて、やるべきことを明確にしてから準備というのを心がけてみてください。
これからも、あなたの活躍を心から応援しています。