「プロフィールを見て決めました!」
最近事務所に相談にいらした方で、
どういう経緯で相談にいらしたのかを
聞いてみると
2回連続でこのような回答がありました。
ゆくゆく話を聞いていくと、
FPに相談するのってやはり普通の人に
とってはかなり敷居が高いようです。
「家計にだらしない私なんかが、
相談してもいいのだろうか。」
「プロに見られるのが怖くて仕方ない。」
「具体的に何を相談していいのか分からない」
私たちはこの仕事をしているので、
自分の立ち位置が良く分からなくなりますが
お金を出して専門家に相談するなんて
場面は確かになかなかありません。
お金を出して個人的に
専門家に依頼したことと言えば、
宣材用写真を撮る前に、
カラーコーディネーターの方に
自分に似合う色相談したくらいです。
その時を思い出してみると・・・
いざ相談してみようと思った際は、
誰に相談するかを結構本気で悩みます。
なんだか専門ぶってる人よりも、
人間性がなんとなく分かって
フレンドリーに話せそうな人が
いいなあその時は思いました。
それを知るためには、
ホームページに詳細プロフィールが
あればそれでOKですが、
詳細な物がない場合がほとんどなので
FACEBOOKでどんな人物なのかを
見てみたりもします。
自分自身が専門家に依頼をするときに
こういう経緯を踏むように
もちろんお客さんのそのような
マインドがあります。
なので、
プロフィールをじっくり読み込んで
決めてくれたそうです。
申し込み決断までの思考回路
FPに限れずこれから何かを
相談しようと思うときの思考は
決まっています。
例えばこれから家を建てようと
思っている人の思考はこうです。
1:住宅雑誌を見る
↓
2:雑誌でいいなと思った会社の
ホームページを見る
↓
3:その会社で実際に建てた家の
写真を見る
↓
4:その会社の代表プロフィールや
スタッフプロフィールを見る。
↓
5:会社に相談申し込みをする
ざっくりいうと、
情報を集める
↓
候補の会社を絞り込む
↓
人柄を確認する、申し込む
つまり最後は人間性が重要視
されるということです。
会わなくても伝えられる
会ってもないのに人間性の
判定が下される。
これはWEBや紙媒体での集客を
メインにしている以上避けて
通れない道となります。
つまり、
どんなに綺麗な見た目の
ホームページを作っても
人間性の部分がホームページに
欠けていれば問い合わせの数は増えません。
アクセス数は多いのにどうしてだろう・・・
となるわけです。
しかし一方で、
人間性が分かる部分をしっかり
作り込んでいき
共感してもらえるところがあれば
相談に来てもらえます。
相談をしようと思った決め手は
プロフィールを見てという方は
実際に多いのです。
これがうまくできると、
会ってなくても私の自己紹介を
既に聞いてくださっていることになり、
共感や期待をもって来ていただいて
いるため初めて会った方でも
和やかになりやすいという効果もあります。
プロフィールは簡潔に?
名刺交換の際にする自己紹介には
自分のビジネスを15 秒以内に
まとめようという話がありますが、
ホームページ上の自己紹介は、
それとは全く反対になります。
いたずらに長くすればいいと
言うわけではありませんが、
しっかりと伝える必要があります。
そしてプロフィールの伝え方には、
ある程度「型」があります。
構成としてはこんな感じです。
「基本情報」(生年月日、出身地など)
「転機」
「失敗談」
「実績」
「理念・ビジョン」
これらをサラッとではなくて、
誰が読んでもきちんと伝わるように
自分が普段使う言葉で書いてみるが大事です。
そうすると、
まるであなたがお客さんに向けて
自己紹介しているようになり、
それに共感してくれた方は、
相談へのスイッチを押してくれます。
もしあなたがWEBをきれいに
作り込んでいるのに、
イマイチ問い合わせが増えないと
お悩みであれば、
プロフィールを書き換えることで
結果が大きく変わってくる可能性があります。
あまりかしこまらないで自分の言葉で。
これが最大のコツです。