質の悪いお客さんを来なくする方法

石塚駿平

『態度の悪いお客さんや、自分
勝手なお客さんは来て欲しくない』

『そして、なるべく良い
お客さんに来て欲しい』

という考え。

これは、一見すると

“そんなわがまま言うなよ!"

と批判されそうな考えですが、
せっかく自分でビジネスをやるなら、
こういった状態を実現したいですよね。

僕も常にそう思っていますし、

“お客さんの奴隷"

みたいな形になるのは
避けるべきだと思います。

ビジネスを始めた最初の時期は、
ある程度は仕方ないかもしれません。

しかし、ある程度軌道に乗ったら、
自分でこの部分をコントロールできる
ようになった方が絶対にいいですよね。

なので、今回はそういった状態を
実現する為に何が必要なのか?

という話をしたいと思います。

質の悪いお客さんが来る状態

まず最初に、質の悪い
お客さんが来やすくなる
状況についてお話ししましょう。

これは、僕もよく経験しているのですが、

"自分のことをよく知らない”お客さんの
場合、問題が発生する場合が多いです。

あまり自分のことを知らない
お客さんというのは、こちらが
できない無茶な要求をしたり、、、

何というか、

”お金出せばやってくれるんでしょ?”

的な雰囲気があったりします。

全員がそうという訳ではありませんが、
そういう人が出てくる可能性が
高くなってしまうのです。

では、どうやったらこういった
状況を避けることができるのでしょうか?

キーワードとなるのは、
『ブランディング』です。

ブランドとは何か?

ブランディングと聞くと、
何だか難しそうなイメージを
持ってしまいがちです。

多くの人は、ブランディングというのは

『雑誌やメディアに出たり、
本を出して有名になること』

だと思っています。

それ自体は間違いではありませんが、
ブランディングの本質的な
考え方には届いていません。

ブランドというのは、

『自分に会う前に、見込み客の
頭の中に構築されているイメージ』

のことです。

例えば、”ダイソン”と聞いて
思い浮かべるものは何ですか?

”吸引力の変わらないただ1つの掃除機"

ということですよね。

見込み客が掃除機売り場に言った時に
このイメージが思い起こされると、
他のメーカーよりも優位に立てます。

これがブランドの力です。

そして、このブランドというのは
事前に見込み客の頭の中に

”吸引力の変わらないただ1つの掃除機"

という情報をインプットした結果です。

その為の手段として主にテレビCMが
使われましたが、目的を達成する為には
必ずしもテレビCMである必要はありません。

ここに、FPでも使えるヒントがあります。

つまり、事前に何らかの手段で自分や
サービスに関する情報を見込み客の
頭の中にインプットできれば、、、

それも立派なブランディングになります。

ブランディングの本質

ブランディングの本質というのは、

『事前に自分のビジネスにとって
優位に働くような情報を与え、
特定のイメージを構築すること』

です。

この為の手段としては、
雑誌を使ってもメルマガを使っても、
フェイスブックを使ってもOKです。

そして、ブランディングが
ちゃんとできていると、

『良いお客さん』

が来てくれる可能性が高くなります。

自分のことを何もしらない人より、
自分のことを良く知っていて、

・どんな考え方なのか?
・どんなサービスを提供しているのか?
・何が魅力的なのか?

こういうこともわかっている人は、
こちらに対して敬意を払ってくれるからです。

また、自分の提供しているサービスが
好評であることを事前に伝えておけば、
さらにその傾向が強くなります。

(これは、実績の開示やお客様の声の
情報を事前に伝えることでできます)

例えば、2ヶ月待ちのレストランに
ようやく行くことができたお客さんは、
レストランに対して敬意を払いますよね。

人気のあるレストランだから、
礼儀正しく振る舞おう、
というのが普通なはずです。

それと同じで、ブランディングが
できていればお客さんとの良好な
関係が築きやすくなります。

そうすれば、変な人が来にくくなり、
気持ちよく仕事ができるはずです。

もしあなたがそういった状態を
実現したいのなら・・・

どうやったら事前に見込み客に情報を
伝え、ブランドを構築できるのか?

ということを考えてみて下さい。

それができれば、仕事の質も
変わってくるはずです。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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