高校時代の友人のラーメン屋が
大繁盛しています。
ランチタイムは11:00~15:00
なのですが、
14:00頃に行っても、
待たないと入れない大盛況。
今までいろんなお店で修業をして
独立してオープンしたお店が
大盛況と聞くと友人としては
とても嬉しくなります。
飲食店で成功するには
肝心な味はもちろんなことですが、
お客さんが途切れない理由には、
価格設定にも理由がありそうでした。
なんとこのご時世にラーメンが、
1杯500円代なのです。
しかもおいしいときたら、
それは行列ができるのも
頷けます。
しかし余計なお世話ながら、
これで儲かるの?
と思って真相を聞いてみました。
結果的に顧客単価が上がるワケ
これを聞いてなるほどねー
と思いました。
それはラーメンが500円代と
安いため多くのお客さんが
追加でミニ丼をオーダーする
ということでした。
500円のラーメンだけ食べて
帰る人のほうが圧倒的に
少ないようです。
(ココ大事)
よくラーメン店でやっている
チャーシュー丼のチャーシューは
ラーメンで使うチャーシューの
余った部分らしく、
使い道がないようなのです。
しかしそれをチャーシュー丼に
することによって、
食材ロスを抑えてなおかつ
収益化するという構造のようです。
つまりラーメンは薄利でも
ほとんど利益のセットメニューが
売れることにより、
全体的に売上と収益が
大きく上がる構造に
なっていました。
フロントメニューだけで稼ぐな
これを見て思ったのは、
FPで成功している人の
料金形態に似ていると
思ったことです。
最初のサービスの敷居を下げて
来店してくれた人の多くに
利益が出るものを買って
もらうというものです。
ラーメン店の典型的な失敗例と
してよく言われることですが、
渾身の一杯にお金をかけすぎて
ラーメン1杯が1,000円近くなり
それに伴い原価も50%近くなり
経営がうまくいかないという
ものです。
このケースでは売れ残った時の
ロスが数字上も痛いため、
集客にも苦労することに
なってしまいます。
FP的に言うと、
渾身のライフプラン作成に
30,000円程度頂き、
次につながらずそこで
終わってしまうパターンと
似ています。
結局はビジネスモデルに行き着く
こうやってみていくと、
価格という分かりやすい
キャッチアップから集客し、
その後のサービス(商品)に
うまく繋げられた人が
ビジネスでは成功しやすい
と言えます。
FPの場合は初回相談を
無料という切り口も
使うことができますので、
最初のハードルを下げ
やすいとも言えます。
私の場合は無料相談にすると
数が多くなりすぎたり、
無料だけで終わろうとする人まで
相手にできる時間がないので、
初回から有料にしていますが、
各々丁度いいところを
設定すればよいだけでしょう。
ハードルはできるだけ低く、
そして来店された顧客に
何を申し込んで欲しいか?
ここをうまく設計することで
高収益店を作れることを
友人から学びました。