アポ決めのルールがあると楽になる話

昆知宏

「え?夜に仕事全然してないのですか!?」

先日出会った同業の方にこんなことを
言われました。

そういえば私は独立した当初は、
住宅営業をしていたときのノリで

19:00開始のアポイントとか、
お客さんの仕事帰りに合わせて
普通にやっていたことを思い出しました。

「夜のうちあわせウェルカムです!」

みたいな感じで打ち出していたものです。

ところが子どもの誕生をきっかけに
夜のアポイントを意識的に入れない
ようにした結果、

気づけば夜の打ち合わせはほぼなしで
結局3年間ずっとそのままでも
特に支障はなかったのです。

もちろん飲み会や講演などがある時は、
夜に仕事をするときもありますが、

自分から意識して夜のアポイントは
入れなくても別に問題なく
これまでやってこれたわけです。

環境なんて自分で好き勝手決めていいし
それで何とかなるんだ!

お客さんの都合に完全に合わせて
仕事をする必要は実はないのです。

アポイントの密度をどうするか?

今日私がお伝えしたいのは、
アポイントをなんとなくお客さんの
希望通りにバラバラに入れないほうが
いいですよ。

こういうことです。

実はお客さんも「時間は絶対ここ!」
というのはあまりなく

お願いした時間に合わせてくれる方が
ほとんどです。

先に私の方法を言うと、

私は平日は2アポまで、土日は4アポまで
というように決めています。

平日は9:30~15:00開始までで2枠。

土日は9:30~、11:00~、13:00~、15:00~
と完全にアポイントをとる時間を決めてます。

今ではこのルールが染みついていて、
仕事を効率的に行えるようになりました。

そして毎日家族で夜ご飯を食べるのが
当たり前になりました。

リズムを作るメリット

打ち合わせのほとんどは土日なのですが
時間帯を決めておくと、

次の方が決まっているので、
時間内を濃密にするように意識が
働きます。

個人的に思っているのは、
2時間を超えてくる打ち合わせは、

惰性が多くなってしまい、
カットできる部分が多く、
時間の費用対効果が悪いです。

なので2時間で十分です。

というか2時間を有意義なものにするかに
エネルギーを集中することによって

お互いの大事な時間を無駄にせずに
すみます。

締め切りがあると頑張れるという
わけではないのですが、

打ち合わせ時間にもリミットが
あったほうが打ち合わせの濃度は
間違いなく上がります。

ただしこの方法のデメリットは
昼食を食べるチャンスを逃しやすい
ということなのですが、

個人的には食べないで、
一気に走った方が集中力を維持
できるのであまり気にはなりません。

つまり自分の集中状態が築ける
リズムを研究することは
ものすごく効果が大きいのです。

できるだけ余計なことで頭を使わない効能

私は一人で同時にタスクや
顧問顧客数をどれだけ多くこなすかを
常に考えています。

それを実現するには常に最大パフォーマンスを
出したいので、

余計なことで頭を使いたくないのです。

秘書でもいてくれればいいですが、
そんな人はいないので、

アポイント設定は自分でする必要が
あります。

この時に、
先ほどのように時間帯の枠が決めっていれば
アポイントを取るときに楽になります。

その都度その都度考えるのではなく
アポイントの枠にどんどん

スケジュールを落とし込んで
いくだけだからです。

1日4枠埋まれば、その週はもう無理で
翌週でお願いする。

ただこれだけです。

1週間で出来る仕事量も限られて
きますから、

精神的にも自分をコントロール
できるようにもなります。

スケジュールや1回の打ち合わせ時間を
固定すると一人の顧客あたりの

トータル時間なども逆算して
計算できるようになります。

したがって自分が何組まで同時平行で
コンサルティングができるのかの
上限を掴むこともできます。

あなたがもし効率的に働きたい、
収益を増やしていきたいと思うなら、

あなたのタイムマネジメントルールを
決めてみることがお勧めします。

一度取り入れると本当に楽になります。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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