『リッチはニッチにある』
(Rich in Nich)
これは、アメリカの有名なマーケター
であるダン・ケネディの言葉です。
ニッチというのは、
狭いすき間という意味ですね。
大手だったり、他の人がいない
分野やマーケットのことです。
マーケティングをちょっと勉強した
ことがある人ならば・・・
『ターゲットを絞ること』
『競争相手がいない所で戦うこと』
『自分だけのNo.1を作ること』
このようなことを聞いたことがあるはずです。
でも、、、
これってなかなか実行に移されないんですよね。。
実行できない理由
なぜかというと、
『ターゲットを狭めてしまうと、
色んなものを失ってしまう』
と考えるからです。
10あるうちの1に絞ってしまうと、
パイが少なくってしまい、集客に
困ってしまうんじゃないか?
という風に感じてしまうんですね。
しかし、適切なターゲットを
見極めればそんな心配はありません。
むしろ、ターゲットを狭めることで
来なくなる人というのは、
・あなたが相手にする必要のない人
・あなたに興味があまりない人
・十分なお金がない人
だったりするものです。
こういった人が来なくなるのならば、
むしろ喜ばしいことですよね。
さらに、ターゲットをニッチに絞って
FPビジネスを展開することには
次に挙げる5つのメリットがあります。
1、質の良い見込み客に出会える
適切にターゲットを絞ることで、
『自分のお客さんにならない人』
を惹き付けることがなくなります。
せっかくの貴重な時間をお客さんに
ならない人にの為に使うのはもったいないですよね。
自分の時間の100%を有望な見込み客
だけに使えるというのは大きな
アドバンテージになります。
2、もっと効率的に働ける
幅広い人をターゲットにして相談を
行う場合、常に新しい知識や情報を
取得していく必要があります。
これは、時間がかかりますし
非常に労力のいる作業です。
そして何より、その時間はお金を生み出しません。
一方、ターゲットを絞った場合、
相談において同じような解決法を
用いることが多くなります。
新しい知識や情報を入れる必要は
ありますが、その範囲は限定的です。
なので、収益を生み出す活動に
効率よく時間を使うことができます。
3、すぐにその分野の権威になれる
FPビジネスにおいて、
『○○の分野なら○○さんだよね』
というブランドを確立できると非常に
大きなアドバンテージを得ることができます。
雑誌への掲載や、セミナーの依頼などが
向こうから勝手に来て知名度が上がる。
知名度が上がると信頼性がアップし、
一般のお客さんも集客しやすくなる。
という流れを作っていくことができます。
既に確立されている分野では
まず不可能ですが、ニッチな分野では
意外と簡単に権威になれるものです。
4、紹介が起こりやすくなる
『全ての人をターゲットにしているF`P』
よりも、
『土地オーナーの資産運用を専門にしているFP』
の方が紹介が起こりやすいです。
理由は簡単です。
紹介がしやすいからです。
専門性がある人の方が、
『こういうことを専門でやっている
人がいるから今度紹介するよ!』
という流れになりやすいのです。
ターゲットを狭くするとパイ自体は
少なくなりますが、それ以上に
見込み客を惹き付ける力は強くなるものです。
5、自然な信頼関係が築ける
例えば、あなたが税理士に
相談をするとなった時に、
『普通の税理士』
よりも、
『FP専門の税理士』
がいたらそっちの方が安心して
任せられそうな気がしませんか?
専門特化した人というのは、
『その分野での経験が豊富』
だと思ってもらえるので、
他の人と比べて信頼されやすいのです。
ターゲットを絞ると、このように、
『スタートラインの位置が違う』
という現象が発生してきます。
何の努力しないでこの
ポジションを得られるのなら、
これほど楽なことはありませんよね。
・・・
FPのビジネスでは、まだまだニッチ
分野に特化している人は少ないです。
特定の分野や、特定の職業に絞って
サービスを提供している人はあまりませんよね。
なので、勇気を出してニッチ分野に
最初に飛び込んでいった人が大きな
チャンスを掴める状況にあります。
(かくいう自分も、FP業界に飛び
込んで本当に良かったと思っています。)
『リッチはニッチにある』
(Rich in Nich)
これは、真剣に考える価値の
ある言葉ではないでしょうか?