カナダにシェアオフィスを借りたので、
この記事はそのオフィスから書いています。
カナダは室内は暖かいイメージがあったのですが、
今の所、正直言って寒いです。
今もダウンジャケットを着ている状態です。。
ただ、周りにいるカナダ人はコートを脱いで普通の服装ですね。
きっと、寒さに対する耐性が違うのでしょう。。
欧米人の方が平均体温がだいぶ高いらしいです。
平熱が37℃台という人も結構いるみたいですし、日本にいる時にあったニュージーランド人は平熱37.5℃だって言ってました。
そんな異国の地にいるのですが、意外と日本料理屋さんは多かったりするんですよね。
今住んでいる所は人口3万人くらいなのですが、7軒くらい日本料理屋があります。
そして、その中の1つに昨日行ってきたのですが・・・
そこでの日本人オーナーの考え方が素晴らしかったので、その話をお伝えしますね。
地元民に大人気な日本料理屋
その日本料理屋は町でもかなり人気のお店で、連日地元客でにぎわっています。
店員のほとんどが日本人で、ワーキングホリデービザで来た日本人を雇って、期限が切れたらワークビザを発行してあげて雇い続けているみたいです。
そんな訳で、何人か店員さんと話していたのですが、その様子を見てオーナーの方が話しかけてくれました。
グーグルマップのレビューでも「Owner is very nice guy.」という書き込みが結構ある通り、エネルギッシュで情熱のある、がっしりとした体格でひげを蓄えたたくましい感じの男性です。年齢は40代でしょうか。
僕を見るなり「ウチで働かない!?」と勧誘されたのですが、丁重にお断りをしておきました(笑)
異国で繁盛の秘訣
そのナイスガイが教えてくれた、カナダという異国の地で繁盛をしている秘密はこうです。
「ウチはね、日本料理の伝道師になんてなるつもりはないんだよ。地元の人が喜んでくれて、喜んでお金を払ってくれる。そんな料理を提供できればと思ってるんだ。」
確かに、メニューを見ると寿司屋なのに「握り寿司」はありません。
(ただ、裏メニューみたいなので僕は注文をしました。サーモンがおいしい!)
『Roll』という、巻き寿司が中心になっています。
しかも、日本の巻き物とは違います。
僕はそのお店の看板メニューみたいなのを頼んだのですが、海苔がご飯の外ではなく内側にあり、海苔の中にはアボカドとマグロが入っています。
さらに、ご飯の上には炙ったトロが乗っており、オレンジ色のソースがかかっていました。
オレンジ色のソースは少しスパイシーで、オイルを含んでいます。スパイシーマヨソースって感じです。
こんなの、日本ではまずありえないですよね。
意外や意外・・・
しかし・・・
食べてみると、これがおいしい。
地元客に人気なのも納得できる味です。
創作料理だと思うとすんなり受け入れることができます。
きっと、このお店にはこれからも通い続けることになるでしょう。
日本人とカナダ人では、食べ物の好みが違います。
なので、もし日本の料理をそのままの形で出して、
「これが日本の料理だ、寿司だ!」
とやっても、受け入れてもらえない可能性があります。
そうではなくて、現地の人が好む味付けやスタイルを調べて、それに合わせて提供する料理を変える。
そうすることによって、成功の確率はグッとあがるでしょう。
つまり、このお店は相手を知ることによって成功を掴んだのです。
あなたはどっちのタイプ?
あなたは、
「自分の考えや意見を変えずにFPサービスを提供する」
「見込み客のことを理解してそれに合わせてFPサービスを提供する」
この2つで言うと、どちらに当てはまりますか?
自分のお客さんになるかもしれない人がどんな不安や悩みを抱えているのか、何を求めているのか、何があったら嬉しいのか。
それを理解して、伝えることができていますか?
「ライフプランを作ります」ではなくて、「あなたのこの問題を解決する為にライフプランを作ります」と伝えることができていますか?
これができるかどうかが、普遍的な商売繁盛の秘訣です。
これに真剣に取り組むことができれば、必ずあなたのサービスは受け入れられるはずです。