あなたは、『airbnb』という
サービスを知っていますか?
最近流行っているウェブサービスのようで、
『自分の部屋や家自体を他人に貸し出す』
というマッチングビジネスです。
このサービスを知ったのは、あるテレビ番組で
"日本に来る外国人観光客が増えている"
という特集をやっていた時です。
そのテレビ番組の中で、
レポーターの人が外国人観光客に人に、
「どうやって宿泊する所を見つけてるんですか?」
と質問すると、みんなが口を揃えて
「airbnbを使っている」と答えていました。
このサービスでは、自分の余っている部屋や
使っていない建物を個人に貸し出し、
利用者は安い料金で宿泊ができるようです。
日本は宿泊料金が高いので、
こういったサービスを使うのが良いとのことでした。
特に最近、こういったサービスが
急激に広まっているようです。
結構使えるかも・・・
このサービスですが、実際にサイト
を覗いてみると、結構面白そうです。
気軽に安く泊まる所を見つけられるし、
泊まった人のレビューも見えるので安心できます。
僕も外国にちょっと長めの滞在をする時は
使ってみてもいいかな〜、と思いました。
このサービスの日本版も最近リリースされたそうで、
『roomsaty』というサービスがありました。
まだ数は少ないですが、東京でも
2,000〜3,000円で宿泊ができるそうです。
ほとんどシェアハウスっぽいですが、
安いですね・・・
プラットフォームビジネス
さて、こういったサービスですが、
ただ利用者として利用することは誰でもできます。
しかし、私達はそれではいけません。
ビジネスを自分でやっている以上、
ビジネス的な視点で見ていきたいですね。
このようなサービスというのは、
『プラットフォームビジネス』
と呼ばれるビジネスです。
自分はプラットフォーム(場)を保有して、
そこを利用した人から手数料を取るモデルですね。
airbnbというサービスは、
『部屋や建物を貸したい人と
安く宿泊したい人をマッチングする』
プラットフォーム(場)を提供し、
実際に宿泊する際に手数料を取っています。
利用者マーケットができ上がる
このビジネスの中で注目すべき事実は、
"利用者のマーケットができあがる"ということです。
具体的には、
『人に貸し出す部屋や建物を持っている人たち』
と
『世界中を旅行している人たち』
の2つのマーケットができ上がります。
プラットフォームビジネスを保有している事業者は、
サービスを利用した人たちのデータを保有することになります。
つまり、でき上がったマーケットに対して
自由にアプローチができるということですね。
例えば、『人に貸し出す部屋や建物を持っている人たち』
に対して不動産の売却の話をしたり、
資産運用のセミナーをしたりということができます。
プラットフォームビジネスを行なうことで、
こういったマーケットができ上がるという
事実を抑えておいて下さい。
FPが見出せる可能性
今回例に挙げたairbnbというサービスは
直接活用できる訳ではありませんが、
こういった発想ができると集客のアイデアが出てきますね。
こういったプラットフォームビジネスの
特徴をFPが活かすとしたら、方法は2つあります。
まず1つは、自分でそういったサービスを行なうことです。
初期投資はかかりますが、
上手く設計をすれば良質なマーケットを築けます。
ただ、個人でやるにはハードルが高いです。
もう1つの方法は、そういったサービスを
行なっている業者と組む事です。
難易度を考えると、こっちの方が現実的ですね。
マーケットの所有者を抑える
例えば日本の別荘の
マッチングサイトがあるとしましょう。
別荘を買いたい人と
売りたい業者が集まるサイトです。
そしたら、そこには
『別荘を買いたい人のマーケット』
『別荘を既に買った人のマーケット』
『別荘を売りたい業者のマーケット』
ができていますね。
もし、あなたが別荘を買う(買った)人たちや、
別荘を売りたい業者の人に対して有益な
サービスを提供できるのなら、、、
そこにチャンスがあるということになります。
そういった有望な所があるのなら、
次に考えるべきは、
『自分の持っているスキルを使って、
どうやったらその業者を喜ばせることができるか?』
ということです。
この場合の業者は、サイトの所有者ですね。
簡単に言えば、その業者を儲けさせる
手伝いができるかどうか?ということです。
もしこの答えがYESならば、
集客のアイデアとして真剣に考える価値があります。
マーケットを抱えているサイトの所有者と
繋がれば、その先にあるマーケットに自由に
アクセスをすることができるからです。
この発想は広く応用ができます。
こういった視点を持って集客のアイデアを
考えてみるのも面白いかもしれませんね。