自己啓発とマーケティング

石塚駿平

自己啓発とマーケティング。

ビジネス関連の勉強をしていると、
必ずと言っていいほど目にする
二大ジャンルですね。

僕はどちらの分野も好きなので
よく本を読んだりセミナーに
参加をしたりするのですが・・・

その経験から、わかったことがあります。

それは、

『どちらかのジャンルに偏っている人が多い』

ということです。

自己啓発系のセミナーに
参加する人は、自己啓発の
セミナーばかり参加する。

マーケティング系のセミナーに
参加する人は、マーケティングの
セミナーばかり参加する。

こういった傾向が強いように感じます。

学びに潜む危険性

まあ、自己啓発のセミナーに
参加すれば他の自己啓発の
情報が入って来て、、

マーケティングのセミナーに
参加すれば他のマーケティングの
情報が入って来るので
自然と言えば自然なのですが、、

偏っている人を見て思うのは、

『特定の分野に偏るのは危険』

だということです。

自己啓発に偏ると・・・

自己啓発のセミナーに
ばかり参加する人というのは、
基本的な思考が自己啓発的になります。

『強く思えば夢は現実になる』

『思考を変えれば全てが上手く行く』

『楽しいことをすれば自然とお金が入ってくる』

こんな感じの思考になって
しまっている人が多い気がします。

でも・・・

これって登山に例えると

『山の頂上に行く意志は
あるけどその為の道具がない』

という状態のように感じます。

山登りには防寒着や登山靴、
ロープやテントが必要だけど、
その装備がないからスムーズに
進むことができない。

こんな感じですかね。

実際には、高い志を持ってるけど
それを実現するマーケティング
スキルがないから先に進めない、
というパターンが多い気がします。

マーケティングに偏ると・・・

一方で、マーケティングばかり
学んでいる人というのは、

『反応率を高めるのが一番の目的』

『どうやったら売上げを最大化できるか』

『どんなメディアを使うのが効果的か?』

など、ビジネス的な思考が強くなります。

こっちに傾き過ぎてしまうと、

“お金は稼げるけど正しいことをしていない"

という状態になってしまう危険性があります。

これも登山に例えると、
防寒着や登山靴、ロープやテント等の
装備が揃っていてスムーズに進むけど、
自分がどこに向かってるかわからない。

こんな感じかと思います。

お金は稼げるけど、あまり
人生が充実していないという
イメージですかね。

偏ってはいけない

何が言いたいかというと、

『どちらかの分野に偏るのは
危険なので、バランスよく学ぶのがいい』

ということですね。

自己啓発とマーケティングの
どちらの分野も学んでいると、
『目的』と『手段』が両方
備わった状態に近づくはずです。

どちらかが欠けている状態よりも、
両方あった方が上手く行きそうですよね。

基本的に自己啓発を学んでいる人は
マーケティングを学ばない傾向があって、、

マーケティングを学んでいる人は
自己啓発を学ばない傾向があると思います。

しかも、それぞれの分野の
リーダーのような人はお互いに

「自己啓発が必要ですよ」
「マーケティングが必要ですよ」

とは言わないんですよね。。

だから、バランスよく学ぶように
自分で注意をしなければいけません。

見えない真実

それに、自己啓発系で権威の
ある人は実はマーケティングが
すごく上手かったりするのですが、、

それは見えないようになっているので
学んでいる人は自己啓発だけで
全てが上手くいくと勘違い
するパターンが多い気がします。

でも、現実は自己啓発だけでは
集客をすることはできません。

実践的な知識が必要になります。

また、マーケティング系で権威の
ある人は、儲かっていても人生が
すさんでいる人が多かったりします。

これも基本的には見えないので、
すごい成功者のように感じて
マーケティング第一主義が
最高だと思ってしまうんですね。

でも、マーケティングの知識だけ
ではなんと言うか、人としてあった
方がいい感覚とでも言うか、
そういったものは身に付きません。

結局、バランスが重要なのです。

もしあなたが、どちらかに
偏っていると感じているのなら・・・

バランスよく学ぶことを
意識してみてはいかがでしょうか?

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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