独立直後の集客のはじめかた②

中西雅司

緊急事態宣言ですね。

特に、対象7地域のあなたは、リアルでの仕事が制限される期間が長くなりそうですね。

リアルでの行動が制限されると、

「Webやオンラインで仕事をする重要性」

がますます高まってきます。

どうすれば、Webやオンラインだけを使って、ビジネスを成立させていくことができるのでしょうか?

今日の記事は、そのヒントの1つになるはずです。

それと、、、

オンライン相談やセミナーでzoomを使っているあなたへ。

4月5日頃から、セキュリティ強化の観点で、zoomの一部仕様が変更になっているようですので、確認しておいてくださいね。

Googleの検索画面で、

「zoom 仕様変更」と検索すると、解説記事が出てきます(2020年4月7日時点)。

前回の記事での解説内容

さて、本題に入ります。

前回記事では、あるFPの方から受けた質問と、それに対する私の回答を途中までお伝えしました。

【あるFPの方からの質問】

「ホームページを作ったものの、この後、何をしたら集客できるのかわからない」

【前回記事の回答のポイント】

・ホームページから集客するためには、「ホームページを育てる3つのステップ」が大事

・でも、その前に、忘れてはいけないことがある

・それは、ホームページの外の入口も意識すること

【前回記事はこちら↓】

独立直後の集客のはじめかた①

今回は、その続き。

「ホームページを育てる3つのステップ」

についての回答を共有します。

ホームページの育て方、3つのステップ

では、回答を共有していきますね。

===(回答ここから)

田中さん(仮名)へ

ここから、

「ホームページを育てる3つのステップ」

1.ホームページのアクセス等の分析ができる準備をする

2.ホームページのアクセス(訪問数)を増やす

3.アクセスしてきた人を問合せにつなげる流れを整備する

について、1つずつ解説をしていきますね。

1.ホームページのアクセス等の分析準備

1つ目のステップは、

「ホームページのアクセス等の分析ができる準備をする」

です。

こちらは以前に、FPライズのメルマガでもお伝えしたことがありますが、

もし、まだ導入していなければ、分析ツールをホームページに導入しておいてください。

分析ツールを入れておくと、何らかの対策をした時の効果検証ができるようになります。

代表的なツール1

分析ができる代表的なツールとしては、

・グーグルアナリティクス

・グーグルサーチコンソール

の2つがあります。

ともに無料で利用することができます。

グーグルアナリティクスは、簡単に言うと、アクセスの数を分析できるもの。

例えば、

・昨日は、ホームページに何人の訪問者が来たのか

・どのページが一番見られているのか

・スマホで見ている人が多いのか、パソコンで見ている人が多いのか

などがわかります。

代表的なツール2

グーグルサーチコンソールは、

「田中さんのホームページに、どんな言葉で検索をしてたどり着いたのか」

を分析できるものです。

これがわかると、

「どんな人がホームページに来ているのか」

を、ある程度想像できるようになります。

例えば、

「住宅ローン 頭金」

という検索ワードでホームページにやってきている人がいるのなら、

「家を買うには、住宅ローンの頭金はどれくらい準備しておくといいのか調べたい」

と考えている人が来ているのではないか?と想像することができます。

この2つの分析ツールは早めに設定しておくと良いですよ。

自分でも設定するのもありですし、ホームページを作ってくれた業者にお願いしてもOKです。

2.ホームページのアクセスを増やす

続いて、2つ目のステップ、

「ホームページのアクセス(訪問数)を増やす」

です。

分析できる体制が整ったら、次は、ホームページへのアクセスを増やす対策をしていきます。

田中さんは、今は一番ここが課題ですよね。

これに対する対策の1つは冒頭でお伝えした、

「ホームページにやってくる外の入口を増やす」

ということが1つの戦略になりますが、もう1つの戦略をお伝えします。

それは、

「閲覧者にとって、魅力のあるホームページにする」

ということ。

魅力のあるページとは、

「閲覧者が望んでいる情報が書かれているページ」

です。

魅力あるページを、グーグルは高く評価してくれます。

結果、検索順位が上位になり、田中さんのホームページに訪れる人を増やすことができます。

なので、、、

魅力あるホームページになるよう、少しずつでも構わないので、

「ブログ記事」

を書いていきましょう。

閲覧者にとって有益なブログを書いて、蓄積していくことが大切です。

ただし、ブログを書く時に、1つ注意点があります。

ブログを書く時の注意点

それは、、、

「専門性の高い内容を書こうとしない」

こと。

私たちFPはついつい、

「専門的なことを書かないと、読んでもらえない。価値がない。」

と思って、難しいことを書こうとしがちです。

結果として、難しすぎる記事になってしまったり、挫折して書けなくなってしまったりする方が多いです。

でも、一般の方の知識レベルは、田中さんが思っているほど高くありません。

想像以上に初歩的な段階で困っていることが多いです。

なので、専門的なことを書くよりも、わかりやすさを重視することのほうが大切です。

Yahoo知恵袋などを参考にして、一般の人がどんな悩みを持っているかを調べながら、

・一般の人が理解できる内容を

・理解できる用語で

・わかりやすく書くように

心がけて書いてみてください。

3.問合せにつなげる流れを整備する

少し時間はかかりますが、良いブログを積み重ねていくと、少しずつグーグルからの評価が高まっていきます。

そうなったら、今度は最後に3つ目のステップです。

「アクセスしてきた人を問合せにつなげる流れを整備する」

です。

田中さんの場合は、まだこの段階ではないかもしれません。

でも、ステップ2と同時進行で進めていけるとベストなので、基本的な考え方をお伝えしておきますね。

ホームページのアクセスが増えてきたら、今度は、来てくれた人に問合せしてもらいたいですよね。

そのために、ホームページの中身をパワーアップしていく必要があります。

細かく解説すると長くなりますので、大事なポイントだけお伝えしますが、

一番最初に大事なのが、

「キャッチコピー」

です。

キャッチコピーの役割は興味喚起です。

役割としては、

「店舗の入口の看板」

と同じです。

例えば、

行ったことがない中華料理屋さんの目の前まで来て、看板や外観を見て興味がわかなければ、中には入りませんよね。

それと同じで、ホームページも、パッとみて興味がわかなければ、読み進めてもらえません。

なので、看板の役割となるキャッチコピーはとても大事です。

キャッチコピーの重要なチェックポイント

キャッチコピーで、特に重要なチェックポイントとしては、以下の3つです。

・誰向けのメッセージなのかが明確か?

・具体性があるか?(抽象的になっていないか)

・得られるメリットや得られるものが明確か?

の3つ。

アクセスが増えて来たのに、問合せが増えない場合などは、キャッチコピーの見直しを考えてみてください。

その上で、問合せにつながる導線を作っていく形になりますが、とても有効なツールがあります。

ホームページ9つの秘訣

それは、田中さんはすでに読んだことがあるツールなのですが、FPライズのメルマガを登録した時に、最初に届いた特典を覚えていますか?

それは、、、

無料レポート「ホームページ9つの秘訣」

というタイトルのPDFデータです。

FPライズのメルマガを登録された時に配信されているものなので、だいぶ前に読んでいると思いますが、是非改めてこちらを読んでみてください。

石塚さんが作っただけあって、とてもよくできたレポートで、

特に、

「アクセスしてきた人を問合せにつなげる」

という点について重点的に書かれています。

田中さんが最初に読んだ当時はホームページを持っていなかったと思いますが、

ホームページを作ってから読むと、また新しい発見があるはずです。

===(回答ここまで)

FPの方への回答の共有はここまでになります。

いかがでしたでしょうか。

今回はだいぶ長くなりましたが、今後のリスク管理のためにも、Webを使った自社の集客ルートを強化しておくことは非常に大切です。

少しでも今日の内容が参考になり、あなたがますます活躍する力になれば嬉しいです。

P.S.

最近、私は99%在宅勤務です。

体が鈍りますね。。。

なので、少しでも解消しようと、「バランスボード」という運動器具を導入したり、スクワットをしたりして、身体を動かしています。

それと、料理をする機会が増えて、料理の腕が上達してきた気がします(^^)

この環境の変化に対して、新しいチャレンジをどんどんしていきたいと思います。

これからも一緒に前向きに行動していきましょう!

---

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

関連記事