#STAY HOMEでもFPができること。

昆知宏

首都圏に続き地方でも本格的に
事業自粛の波。

FP相談は不要不急の外出に
該当することと思いますから

当面の売り上げの予測計算が
全く付かなくなりました。

ここから数か月思った以上に
厳しい戦いが強いられそうな予感です。

あなたの事業はどうでしょうか?

国が中小企業救済に打ち出す給付金は
法人は200万円、個人事業者は100万円。

前年同月比売上が50%以下になった
事業者が該当する方向とのことですが

FP業の多くの方も該当する事態に
きっとなってしまうでしょう。

特に住宅回りをやっている私は、
2019年の増税前の駆け込み需要と、
2020年の増税後の冷え込み+コロナで

ジェットコースターのような
状態になってしまっています。

こういうスリルはできれば
味わいたくないものですが、

2年を足して2で割れば例年並みと
割り切っていきたいと思います。

イベントができない、どうすれば??

セミナー集客をあてにしていた私は、
そのセミナーの中止が決まった
瞬間から中期の経営計画が崩れました。

大きな会場がダメなら事務所で
やろうかとも考えましたが、

事業停止要請は出ていないものの
ちょっと今そんな空気感でもない。

特に東京資本の企業は地方でも早々に
自宅待機、テレワーク切り替え。

そんなところで無理して行って、
リスクは取りたくない。

では、ZOOMでやろうか。

うーん、でも住宅購入者のマインドは
冷え切っているし、

オンラインセミナーで初めての方を
相手にしていくのはどうも気がのらない。

いっそのこと、GW明けまで
臨時休業するか!

(これが最適解の気もしますが)

でも、ここで一気に閉めてしまう
そんな勇気もない。

という感じで、

前々からしたいと思っていた、
OB顧客へのフォロー活動に
徹することにしました。

OB顧客へダイレクトメッセージ

これは正直なところで、
以前にライフプランを作ったお客さんの
コロナの影響が私はとっても心配。

なので単刀直入に状況確認を
させていただき、

状況が思わしくない場合は、
面談をするというのが大事かと思います。

またこのような状況な時に、
お客さんの方から先に連絡が

来るという関係性が出来ていれば
それはとても良いことですよね。

既存顧客さんであれば、
リアルでなくてオンラインでも
問題なく面談ができます。

なぜかというと、
お互いのことを既によく分かっているし

個別相談へのクロージングとかを
別にしなくてもいいからです。

既に信頼関係が出来ていれば、
相談方法は問いませんよね。

こんな不測の事態なときは、

「コロナがあるから死亡保険を
割り増ししたほうがいいのか!?」

など私たちが思っている以上に、
不安や間違った心配をされている方が
多いのも事実です。

なので何かを解決するわけでもないけど
面談自体に価値がある。

これはここ最近実感していることです。

資産運用ニーズが増加

まだ実際は全然できていないのですが
少なからずOB面談をさせていただいた中で

このご時世だからか

「資産運用を始めたい!」

というニーズが急増していることに
気が付きました。

楽天証券では3月以降証券口座の
開設数が過去最大を更新しているようで

実際、先日お客さんと一緒に
作ろうとしたら

「申し込みが殺到しており、
お時間をいただきます。」

というアナウンスがありました。

多くの方の動機は株価が暴落しているから
このタイミングに始めてみたい。

というものでした。

正直積み立て投資であれば、
そこまでタイミングは関係ないのですが

多くの方の始める動機になっているのは
紛れもない事実のようです。

同時に思うのは、

資産運用をしようというマインドに
なっているようであれば

その家計は深刻なダメージを受けていない
証拠とも取れます。

ピンチならそれどころではないですからね。

結果的に、
できることが少なくなっている中で

OBにフォーカスして行動してみたら

・本当に困っている人の純粋な相談相手にもなれたり

・実はそんな困ってない人の資産運用ニーズを新しく発見したり

なんだかんだで扱えるジャンルが幅広い
FPの仕事って強いなと思ったのです。

#STAY HOMEでも、FPができること。
一緒に考えていきましょう。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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