『FPのみなさまへ』
『これをご覧のみなさまへ』
『みなさまへお知らせがあります』
あなたは、このような言葉を
自分の発信するメッセージとして
使ってしまっていませんか?
だとしたら、、、
それは完全な間違いです。
ホームページ、ブログ、メルマガ、
チラシ、DMなどなど、、、
全ての情報発信媒体において、
『みなさまへ』
という言葉を使ってしまうのは、
反応率を下げてしまう要因に
なってしまうのです。
これは、間違いやすい
ミスなので気を付けて下さいね。
え?なんで??
でも、、、
『なんで”みなさまへ”という
言葉を使ったらいけないの?
たくさんの人に情報を発信する
なら、それでいいんじゃないの?
それに、実際に”みなさまへ”と
書いてるものはよく見るし。。』
と思う方もいるかもしれません。
確かに、これがかしこまった文書
だったり、公的な感じのものだったら
問題ないかもしれません。
しかし、、、
『お客さんに何かしらの反応を
してもらう為のメッセージ』
の場合は、これは絶対に
やってはいけません。
なぜなら、
『みなさま』
というのは、実際には
存在していないからです。
『みなさま』という概念
これは一体どういうことか、
今から説明をしていきますね。
例えば、今からあなたが100人の
顧客に対してダイレクトメールを
送ることを考えてみましょう。
この時点では、あなたから見ると
100人の顧客というのは、
『みなさま』
にあたりますよね。
あなたにとっては手段として
見えているからです。
しかし・・・
そのダイレクトメールを送って、
実際にそのお客さんがそれを
読む場面を想像してみて下さい。
一体、何人でそのダイレクト
メールを読んでいると思いますか?
・・・もちろん、一人ですよね。
100人同時に1つダイレクトメール
読んでいるということはありません。
つまり、何が言いたいかというと、
相手がそれを読む時点において、
“みなさま”という概念は存在
しなくなる、ということです。
“みなさま”というのはあくまで
送る人が、それを送る時点で
認識するものであって、、、
最も大事な瞬間である
『相手がそれを読む』
という瞬間には消えてなくなります。
結局は1対1になる
ホームページにしろ、ブログにしろ
メルマガにしろ、チラシにしろ、、
結局は1対1のコミュニ
ケーションになるのです。
1対1のコミュニケーションにも
関わらず、”みなさま”という言葉が
使われていると違和感がありますよね。
もし営業マンがあなた一人に
話しかけていたとして、
あなたのことを
『みなさま』
と呼んでいたら変ですよね。
これと同じことが、
『みなさま』
という言葉を使ってメッセージを
発信することで起こってしまいます。
当事者意識の重要性
そして、1対多数の言葉を
使って話されると、
“当事者意識"
が生まれません。
その結果、注意力がなくなり、
読もうという意識が低くなります。
例えば、学校の授業で先生が
クラス全体に話しかけている時は、
あまり注意して聞かなかったですよね。
でも、名指しで直接何か言われたら、
すごいドキッとして全神経が
集中していたはずです。
1対1で話されたら必ず
その話を聞きますからね。。
反応を取る為には、この
“当事者意識”が必要なのです。
だから、『みなさま』という
言葉を使うのはNGです。
そうではなく、あなたが発信した
メッセージを読む人が
『1対1のコミュニケーション』
だと感じるようにする必要があります。
使うべき言葉は『みなさま』
ではなく『あなた』です。
あなたも、この間違いをしない
ように気をつけて下さいね。