増税はあなたの味方

石塚駿平

先日のメールで、

『消費税増税に関連付けたメッセージ』

を送ってはどうか?

ということをお伝えさせて頂きました。

《ワードに原稿をまとめておきました》
https://fprise.com/doc/consumption_tax_up.docx

僕は何回かお伝えしていますが、

『お客さんの頭の中にあること』

を引き合いに出すという手法は
成果を上げやすい方法です。

例えば、空気清浄機を売る場合を考えてみましょう。

ただ空気清浄機の機能を説明して売るよりも、
PM2.0の話題と関連付けて売った方がはるかに売れます。

『中国で大気汚染が進んでいて、
日本にもその影響が出てくる』

ということをテレビで見た人は、
頭の中でそのことを考えます。

『うわ〜、こんなに中国の空気は汚れてるのか、、
これが自分が住んでいる所に来たらヤダな・・』

と少なからず思うはずです。

その状態の人に『その問題を解決できますよ!』
というメッセージを届ける事ができれば、
強い興味を持ってもらうことができます。

そして、結果的に多くの反応が取れます。

消費税増税に対する気持ちを捉える

これは、消費税でも同じです。

今もそうですが、消費税の増税が近くなったり、
実際に消費税が上がった後は、テレビ等のメディアで
その話題がたくさん取り上げられます。

そうすると、それを見た人は、

『うわー、こんなに負担が増えるんだ』
『もっと節約しなくちゃいけないな・・・』
『何とか対処する方法はないかな?』

と思うようになります。

そこにあなたが、

『消費税が上がっても出費が増えない方法を教えますよ!』

とメッセージを伝えたらどうでしょうか?

いつものように『家計が節約できます!』と伝えるよりも、
はるかに興味を持ってもらえるはずです。

このチャンスを見逃してはいけません。

実際に、消費税の増税が人々の行動に
及ぼす影響は計り知れないものがあります。

消費税が3%から5%に上がった時も、
色々な現象がおきましたよね。

僕が特に印象に残っているのは、
スーパー等で行なわれた"消費税還元セール”です。

"消費税の5%分を値引きする”
というセールが各地で行なわれていましたが、
かなりの数のお客さんが押し寄せていた記憶があります。

10%とか、20%とかの割引をするよりも、
たった5%の割引の方が集客力があったのです。

これは面白い事実だと思います。

"人は理論ではなく感情でものを買う”
ということの表れですね。

それに、今も定期券を買う為に
長い行列ができたり・・・

『消費税増税前に買うべきものはこれだ!』
みたいな特集がたくさん組まれていますよね。

それだけ、消費税の増税というのは
人の気持を動かしているのです。

この"大きな気持の動き”を利用して、
自分の所に人が来るような流れを作ることができないか?

これを考えることは、自分でビジネスを
やっているならば必ず考えるべきです。

"共通の話題”がある時はチャンス

『大衆が共通したことを考えている』

という状態は、マーケティング的な目線で見ると
大きなチャンスです。

ここを逃さないわけにはいけません。

そして、好都合なことに家計の負担の増加というのは
FPが扱う分野と一致しています。

つまり、自分の提供しているサービスを
消費税の増税と結びつけることは簡単です。

消費税増税の話題から、

・保険の見直しの個別相談
・住宅ローンの借り換え相談
・資産運用の個別相談、セミナー
・住宅購入の個別相談、セミナー

こういったことに話を展開させる方法は
いくらでもありそうですよね。

それに、直接個人に対してアプローチをしなくても、

『こういった話題のセミナーができるんだけど・・・』

という形で消費税に関連したセミナーができることを
アピールすることで良い反応を示してくれる人もいるかもしれません。

繰り返しになりますが、"消費税の増税”
は人の気持を動かす大きなイベントです。

あなたも・・・

『その流れに乗って何かできないか?』

ということを考えてみて下さい。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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