この前、モントリオールに行ってきました。
モントリオールは、東部に位置している
カナダで2番目に大きい都市です。
とは言っても人口密度はそこまで高くなく、
飛行機から見下ろすとほとんどが緑。
住宅街には必ず木々があり、東京とは全く違った光景です。
また、フランス語がメインに話されている地域でもあります。
カナダは英語とフランス語が共用語なので
みんな2ヶ国語を話すと思われがちですが、、、
フランス語を話す人が多いのは東部の一部だけで、
それ以外の地域では
『学校でちょっとは習ったけどそんなにわからない』
という人がほとんどです。
知っていましたか?
そんなモントリオールですが、
良い意味で驚いたことがありました。
嬉しいサプライズ
それは、
『ご飯がおいしい!』
ということです。
フランス語圏ということでフランスの文化が根付いているのと、
他の国の文化が混じり合った結果、おいしいレストランがたくさんあるみたいですね。
現地の人が主催するフードツアーに参加したのですが、
イタリアで食べたよりもおいしいパスタに巡り合いました。
他にもおいしいものがたくさんあったので、
また戻ってきたいと思う都市です。
個人的にはバンクーバーやトロントよりもオススメですね。
ヨーロッパ的な町並みも楽しむことができ、
直行便も就航したので結構いい旅行先だと思います。
冬はマイナス40度とかになる時があるらしいので
意味がわかりませんが、夏はかなり過ごしやすい気候です。
タクシー運転手との会話
そんなモントリオールですが、滞在したのは4日間。
初日は夜に到着して寝るだけだったのと、
最終日は朝6時に起きて空港に戻ったので観光ができたのは2日間だけでした。
一応、観光はそこそこしたのでまあ満喫できたかな・・・
と思っていのですが、最終日の前日夜にタクシーに乗った時のことです。
タクシーの運転手からこんな質問をされました。
「ノートルダム大聖堂のライトショーは見たか?」
※ノートルダムというのは建築様式のことで、
有名なパリ以外にも各地にあります
「リトルイタリー(イタリア人街)には行ったか?
あそこは飯がうまいぞ」
「ピラミッド型の建物の中で有名なショーがあるのを知ってたか?」
などなど、こんな感じの質問だったのですが、
その質問の答えはほとんど
「知らなかった。行ってない」
でした。
ちなみに、モントリオールはシルクドソレイユの
発祥地で、ピラミッド型の建物の中でシルクドソレイユを
作った人(?)が新しいショーを開催しているみたいです。
十分だと思ってたのに・・・
その答えを聞いたタクシーの運転手は、
ハッハッハッハッと笑いながら
「それじゃ全然観光してないじゃないか!もっと時間が必要だよ!」
と言っていました。
自分としては、
「観光はこれくらいでいいかな・・・」
と思っていましたが、そう言われると何だか戻ってきたくなります。。
タクシー運転手が気付かせてくれたこと
これは、自分の中でどのようなことが起こったかというと、
「自分が知らないことを教えてもらったこと」
に対して、大きな価値を感じたということですね。
何となくこれくらいでいいかな、、、
と考えていたのが、見える景色が変わり、
もっと知りたい!と思うようになったのです。
今回はたまたまタクシーの運転手でしたが、
こういったことを教えてくれたのが旅行ガイドだったら、
きっとファンになりますよね。
違う景色が見えるようにしてあげる
これは、FPも同じことができるはずです。
相手が気付いていないことを教えて、
違う景色が見えるようにする。
そして、「もっと知りたい!」という気持ちを呼び起こす。
そうやってお金のことに詳しくなり、
よりFPと深く繋がりたいと思ってもらえるようにする。
これは、FPが担っている役目だと思います。
さらに、これができればより多くのお金を払ってもらったり、
より長期的で強固な関係を顧客と築くことができるはずです。
こういった状態を実現する為に、あなたができることは何ですか?
考えてみる価値のあるテーマではないでしょうか。