決めるとラクになる時間管理術

昆知宏

朝の7:00~8:00
夜の19:00~20:00

私が最近設定しているこの時間ですが、”頑張るタイム”と題しています。

何を頑張るかというと、子どもを怒らないようにすること。

朝は保育園へ行く前の朝の時間で、
着替えない、準備しない、そしておもちゃで遊びだして...イライラ。

夜はご飯を食べてお風呂に入るともう疲れ切ってしまって、
何も言うことを聞かない。そして、イライラ。

あなたもこんな経験ありませんか?

怒らない教育というか、
それは親が我慢ができる素晴らしい人格者かと思いますが
私はそれはとても無理。

しかし当然ながらできれば子どもを怒りたくないので、
イラっと来る時間を分析したら大体その時間だったんですよね。

子どもたちにとって一日の初めと終わりがグタグタになってしまうと、
まあ私たちの気分も良くなりません。

というわけで、頑張るタイムとして1日のうち2時間を我慢すると決めたのです。

1日中我慢すると思うとそれはそれで疲れてしまうのですが、
「この2時間は!」と決めると思いのほか上手くいくものです。

そして、これは仕事にも応用できると思ったのです。

ルールを決める

最近仕事量が急激に増えていて、私はちょっと余裕はなくなってきています。

こういうのが続くとメンタルがやられるというのは
2020年に経験済みなので、これは避けないといけません。

だから仕事量を減らすというのは単純ですが、そうではない解決策もあります。

それはTODOリストや案件管理を徹底して、
やるべき仕事を完全に整理し制圧し、
ひたすら順番どおりにやっていくこと。

忙しいというのは心が亡くなるという漢字で構成されているように、
要は仕事がたくさんありすぎてパニックになっている状態だと思うのですよね。

ありすぎて何からやっていいか分からない、
仕事が滞りお客様からお?りを受けるなんてことになってしまうと
一気に崩れてしまいます。

収納量がある部屋だけど物がひっくりかえって散乱していると
もう何がなんだか分からなくなるのと似ています。

しかし、部屋の広さがあるのなら
収納上手になれば物がたくさんあってもきれいに生活できますよね。

仕事もまさにその通りで、最近は量ではなくて
管理だなと思ってからは量をこなせるようになりました。

ですが、「休み」という要素は絶対に外さずに的確に入れるように意識をしています。

つまり「今日は仕事!」「今日は休み!」というリズムさえ崩さなければいけるというか、
自分なりに心地よいルールをはめ込んでしまえば、その方が楽ちんということです。

1日も細分化する

さらに仕事をする!と決めた日は、仕事に取り組む時間も意識します。

どういうことかというと、
この時間は集中、この時間はダラダラでもOK、この時間は休憩
と仕事をする前に意識をコントロールすることです。

学問的な観点では一定の時間集中力を保つのに適正な時間の目安が「45分」だそうです。

文部科学省も、小学校の授業時間の1単位の標準を45分としており、
人間の集中力の限界としては「90分」が目安とされていて、
例えば大学の授業時間がそれにあたるそうです。

体調がいい時は90分集中していけるのですが、
そうでない場合は45分が確かにちょうど良いのは腑に落ちます。

ブログ執筆や資料作成などの単純ワークの際には、アラームをつけて時間計測すると
仕事のパフォーマンスは確かに上がるような気がするのでおすすめです。

45分ごとにこの時期だとマグに入れた暖かい飲み物を1口、2口飲んだり、
軽くストレッチをすると劇的に仕事の質が改善する効果は確かにあり、
時間を決めるという外的要因で自分をコントロールする効果は思った以上に大きいです。

面談やセミナー時間にも活用できる

人の集中力のリズムは、15分:45分:90分と言われています。

45分と90分の他にも15分という区切りもあります。

集中時間の法則で言うと、セミナーコンテンツもできれば45分が望ましいですよね。

90分にするにしても、45分で区切って次のセクションへいくなどの工夫も欲しいです。

15分という時間は動画コンテンツにはちょうどいい時間ですね。

YouTube等の細切れの動画コンテンツは15分を意識すると良いかもしれません。

面談も45分か90分区切りを意識すると、する方も受ける方も時間制限を意識して良いと思います。

それ以上になってしまうようであれば、
削れるところがあると思うので必要がないところを意識的に探せばパフォーマンスを向上し、
相談の質もそうだし、面談件数を増やせて収益アップへと繋がると思います。

メリハリを付けて、ルールを決める。

最初は型にはまってなんだか嫌だなあと思っていましたが、
ルーチンワークというか同じような面談や仕事が続く場合は、
かえってそのほうが楽だと最近思っています。

特にこのあたりを意識していないという方は、
人の集中力のリズムは決まっているので変にアレンジしたりせずに
まずはそのままやってみるといいかもしれません。

ハマる人は本当にこれで収益アップができると思います。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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