先日、インターネット広告
のセミナーに参加してきました。
フェイスブック広告の効果的な
運用がメインのセミナーです。
参加費は確か3万円〜5万円
くらいだった気がしましたが、
100人近くもの参加者がいました。
フェイスブック広告というのは
他のインターネット広告と比べて
比較的複雑ではない媒体で、、、
基本的な運用方法と複数の
配信方法を押さえておけば
運用は難しくありません。
ただ、『知っている』と
『やっている』ということは別です。
なので、自分ができていない所を
発見する為にセミナーに参加して
いたのですが、、、
色々と収穫があり、
『知ってたけど、これはできていないな・・・』
というポイントをいくつも発見できました。
そしてもう1つ、このセミナー
を通して重要なことを学びました。
これは、FPにこそ知って欲しい学びです。
あなたにも必ず役に立つはずなので、
ここで得た学びをシェアしていきますね。
セミナーが終わった後に・・・
そのセミナーでは、セミナーの最中に
『もっと詳しく学びたかったら、
こういう講座も開催していますよ』
という簡単な告知をしていました。
といっても、全然しつこいもの
ではなく、さらっとした感じです。
嫌な感じはしません。
そして、セミナーが終了した後、
「これでセミナーは終了となりますが、
この後セミナーの中で少しお話
していた講座の話をしたいと思います。
もし興味があって話を聞きたい人は、
この会場に残っていて下さい。」
というアナウンスがありました。
僕は内容に興味があったので、
その場に残ることにしました。
申し込みの数は・・・
そして、時間になると会場にいた
10分の1くらいの人が残っていました。
内容としては、
『ネット広告コンサルタント養成講座』
のような内容です。
その講座の案内は専門のスタッフが行い、
・講座の内容
・どんなスキルが身に付くのか
・フォローアップの方法
・どれくらいの価値があるのか
・実際に得られる案件について
などの詳しい説明を行ってくれました。
その説明は、なかなか良かったと思います。
提示された価格はお得感を感じるもので、
講座の料金は簡単に回収できそうでした。
でも・・・
その場で申し込みをした人の数は、
『0』
でした。
なぜこうなったのか?
なぜ、このようなことが起こったのでしょうか?
あなたはわかりますか?
・・・
・・・
・・・
(ちょっと考えてみて下さい)
・・・
・・・
・・・
・・・
この原因は、価格でもありません。
講座の内容でもありません。
価値の伝え方でもありません。
申し込みがなかった一番の原因は、、、
『正しい人に話をしていなかった』
ということです。
セミナー内容とのズレ
どういうことかというと、
そのセミナー自体は、
『フェイスブック広告の運用を
始めたいと思っている人、
もしくは新しいアイデアを得たい人』
という内容でした。
そうなると、基本的に参加者は
“自分でビジネスを行っている人"
になります。
しかし、セミナーの最後に案内されたのは、
『ネット広告のコンサルタントになる方法』
でした。
この2つでは、対象となる人の
属性が明らかに違いますよね。
ここがズレてしまっていると、
どんなに良い内容をプレゼンしても
成果を得ることができません。
なぜなら、ここが反応率を決める
根本的な部分だからです。
間違えてはいけない最重要ポイント
マーケティングでは、
誰に?
何を?
どうやって?
伝えるかがめちゃくちゃ重要です。
そして、この中で最も大きな
ウエイトを占めるのが
『誰に?』
の部分なのです。
だから、ここを外してはいけません。
これがFP業界で起こりえるのは、
誰かとコラボセミナーをした時ですね。
例えば、2部構成にして
1部で資産運用の話をして、
2部で相続の話をしたとしましょう。
資産を扱うという意味ではこの
2つのテーマは関わっていますが、
もし集客の段階で、
『資産運用の話で人を集めて、
その関連で相続の話をする。
そして、相続の個別相談を獲得する』
という設計をしていた場合は要注意です。
なぜなら、
『誰に?』
の部分が間違ってしまっている
可能性が高いからです。
なので、こういったセミナーを
する時には話す相手が間違っていない
かどうかを慎重に判断する必要があります。
話す相手が間違っていなければ
とても有効な方法になりますが、、、
間違っていたら申し込みが
『0』
という可能性も十分にありますからね。
なので、
『誰に?』
というポイントは必ず間違えないようにしましょう。