あなたは文章を読んでいて、
こんなことを思ったことはありませんか?
『スラスラ読める文章がある一方で、
3秒読んだだけで”もう読むのやめたい”と
挫折しそうになる文章があるのはなんで?』
このような疑問です。
きっと、感じたことがあるはずです。
僕も今まで何回も経験しました。
文章を書くにあたって、
『読んでもらうこと』
は超重要です。
いくら伝えたいことがあっても、
読んでもらえなければ伝わらないですからね。
特にネット上では簡単に前のページに
戻れるので、ダメな文章は全く読まれません。
では、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?
答えは色々とありますが、今回は
その中の1つを取り上げてみたいと思います。
絶対にやってはいけないこと
読みやすい文章を作ろうと思ったら、
絶対に”使ってはいけない言葉"があります。
これをやってしまうと・・・
一気に読み手の興味は失せ、
どこか別の所に行ってしまうでしょう。
あなたの伝えたかったことは伝えられず、
『いい文章だった!』と思ってもらえることもありません。
その”使ってはいけない言葉”とは何かというと、、、
『相手の頭の中にない言葉』
です。
別の表現で言うと、『相手が普段使わない言葉』
を使ってしまうということですね。
ただ、これだけ言われてもピンとこないと
思いますので、実際に例を見てみましょうか。
この文章は読みやすいですか?
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グーグルのリスティング広告である
グーグルアドワーズには、大きく分けて
2種類の配信方法があります。
1つは検索広告で、ユーザーが特定の
検索クエリを入力した時に自社の広告を
表示させるものです。
もう1つはディスプレイネットワークで、
登録したキーワードに関連がある
サイトに自社の広告が表示されるものです。
どちらが良いかは、業界や商品によって
変わるので何とも言えません。
なので、実際に運用をしてみてCPAや
コンバージョン数を見ながら運用方針を
決めていくのがいいでしょう。
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・・・
どうですかね??
めちゃくちゃ読みづらくないですか?
もう何を言ってるのかよくわからないので、
読む気にもならないし、頭にも入ってこないと思います。
ただ、この文章は意味がわかる人にとっては、
「そんなの当たり前じゃん」と思われる初歩的な内容です。
なぜ読みづらいのか?
『相手の頭の中にない言葉』を使ってしまうと、
その言葉を見た時点で思考が途切れてしまいます。
“検索クエリ”と言われたら、
もうその時点で思考が停止するわけです。
そうなったら、その後に続く文章も
頭に入らなくなります。
それに、わからないことを言われると、
ストレスが溜まります。
パソコンの説明を受けるにしても、
店員さんに
「CPUがi7で〜」
「メモリ○○GBありまして〜」
「HDDの容量が〜」
とかどうのこうの言われると
何だか嫌にやってきますよね。
文章も同じで、そのような状態になってしまったら、
もう読む気なんてなくなってしまいます。
陥りがちな勘違い
なので、読みやすい文章を作ろうと思ったら、
『相手の世界の言葉』
で文章を書かなければなりません。
これは、読みやすい文章作りの鉄則です。
しかし、多くの人が、
『"自分の世界”と”相手の世界”が同じ』
だと勘違いしてしまうのです。
『自分はこの言葉でわかっているから、
読み手もきっとわかってくれるだろう』
という風に思ってしまうんですね。
専門業務に関わっている人は、
こういった考えに陥りやすい傾向があります。
相続に詳しい人であれば、
“路線価”とか”遺留分”という言葉を普通に使います。
しかし、一般の人は使いません。
そういった言葉は、”相手の世界”にはない言葉なのです。
保険の話だったら、”解約返戻金”もそうですし、
住宅ローンだったら、”住宅ローン保証料”もそうですね。
一般の人の会話では、このような言葉は出てきません。
なので、そういった言葉を使うと、
“読みづらい文章”が一瞬ででき上がります。
読みやすい文章を作るには?
もしあなたが、スラスラと読めて
『わかりやすい文章だった!』
と言ってもらえる文章を作りたいのなら、
『相手の世界の言葉』
だけを使って文章を作ることを心がけて下さい。
文章を書きながら、
"勉強をしていない一般の人でも、
スムーズに理解出来るかどうか?”
を常に意識すると良いですね。
あまり知識のないお客さんを想像し、
面と向かって説明するつもりで書くのもいい方法です。
相手が口答で、「え?それってどんな意味ですか?」
と質問して来そうな内容になってしまったら、
それは”読みづらい文章"ということになります。
これを意識すると、かなり読みやすい文章になりますよ。
ぜひ、次に書く文章で実践してみて下さい。