今、スタバでこの記事を書いてます。
僕の座っている所の右側は窓に
面した4人掛けの長テーブルがあるのですが・・・
そこに幼稚園生くらいのお子さんと
母親の親子が座っています。
で、子どもが大声でぐずっています。
そして、母親は苛立った声で
その子ども叱っています。
「聞いてないだけ!ちゃんと聞いて!」
「わからないことないから!」
「もう一回聞いて!いい!」
その叱り声に対してこどもは、
「わからないよ〜!!」
と今にも泣きそうな様子。
話を聞いてると、どうやらその
親子は算数の問題を解いているようです。
子どもは問題がわからなくて
もうやりたくないみたいですが、、
「そんなことしてどうなるの?」
「どこがわからないの?」
「なんでやらないの?」
母親は叱り続けます。
おっと、、、
とうとうその子どもは泣き始めてしまいました。
勉強しなきゃいけない幼稚園児
この様子から察するに、母親は
小学校受験をさせたいのでしょう。
僕は大学生のころに家庭教師の
バイトをしていて中学校受験を控える
小学生を教えていたことがあるのですが、
「小学生でこんなに勉強
しなくちゃいけないのは大変だな〜」
と思っていました。
僕は中学校までは公立だったので
中学校受験はしたことありません。
でも、あれって結構難しいんですよね。
僕も最初問題を見た時は、
「よくこんなの小学生のうちにやるな・・・」
と思ったものです。
個人的には、小学生なら小学生らしく
外でのびのび遊んでればいいのにと
思ってしまうタイプなので・・・
この親子のやり取りを見ると、
子どもがちょっと可哀想だと
感じてしまいました。。
なぜ聞いてもらえないのか?
もちろん、母親が子どもに
勉強をさせる動機というのは、
“子どもに対する愛情"
があるからです。
「社会に出て立派な人になって欲しい」
「後で苦労しないように
今のうちに頑張ってもらいたい」
「将来は幸せな家庭を築いて欲しい」
こういった愛情があるからこそ、
こどもに勉強して欲しいと思うのでしょう。
でも・・・
いくら正しいことを言っていても、
子どもが自らやりたいと思わない限り、
思うように行動してもらうのは難しいですよね。
お客さんに聞いてもらえない
そして、マーケティングの
世界でも同じことが起きています。
もちろん、FP業界の中でもです。
それはどんな時かというと、
自分のサービスをアピールする時です。
自分は、そのサービスの良さをわかっている。
自分のサービスに愛情があり、
みんなにわかって欲しい。
どうにかしてわかって欲しい。
そんな状態だと、先ほどの母親のように
『相手がやりたくないことを押し付ける』
ということになってしまいます。
これでは、相手は思い通りに
動いてはくれません。
例えば、
「ライフプランを作ること大事です!」
と言っても、それは
“相手がやりたいと思っていること"
ではないので反応してくれない、
ということが起こりうるのです。
しっかりと対面でその重要性を
説く機会があるのなら大丈夫ですが、
ホームページなど、
“一瞬で判断される媒体"
の場合は集客できないで終わってしまいます。
まずは興味を持ってもらう
正直、このメルマガでは
このことを何回も言い続けています。
それでも、まだ言い続けるのは、
『この失敗をしている人が多いから』
です。
自分のサービスに愛情がある
ばっかりに、その愛情を相手に
わかる形に変換せずに伝えてしまう。
その結果、集客ができない。
サービスの良さを誰にもわかってもらえない。
こんな負のサイクルに陥っている
人はたくさん存在しています。
この負のサイクルに陥らない為には、
何よりもまず
『相手の視点に立って考える』
ことが大事になります。
これは、子どもを説得するように、
『どうやったらそれを自分から
やりたいと思ってくれるのか?』
を考えなくてはいけません。
自分の考えを押し付ける
だけではいけないのです。
相手が抱えている問題は何か?
どんなことに興味があるのか?
どんな行動を起こしているのか?
などを考え、すぐに飛びついて
くれるような打ち出し方を
する必要があります。
あなたが本当に伝えたいことは、
関係ができてからじっくりと
伝えていけば問題ありません。
最初から本当に伝えたいことを言う
よりも、まずは興味を持ってもらう
方が100倍大切なことです。
相手に興味を持ってもらう為に、
子どもを説得するような気持ちを
持つというのも1つの方法ですね。
最初は、”正しいこと”を言うよりも、
“相手が興味を持つこと”を言う
ことを意識してみて下さい。
そうすれば、あなたの話に
耳を傾ける人が増えますよ。