本当の意味での第三者立場とは?

昆知宏

売る商品ありきのコンサルティングは、
”説得”。

売る商品なきコンサルティングは、
”相談”

あなたは相談業務ができていますか?
ドキッとしますよね。

この言葉は誰かが言ったわけでは
ないのですが、

最近いろんなセミナーに参加し、
先生方の言葉を要約すると、
こんな結論に行きつきました。

巷に溢れる”相談”業務は、
実際は相談でもなんでもなく、

出口設定された商品への説得に
過ぎません。

売りたい商品を相談スタイルで、
誘導しているにすぎないからです。

ここで思うことがあります。

あなたがエンドユーザーの立場
だったらそんな”相談”を期待していますか?

有能コンサルタントの共通点

基本出不精の私ですが、
最近はセミナーに積極的に参加しています。

120分だろうが、180分だろうが、
どんなセミナーも1分に要約ができ、
その要約をノートにまとめています。

するとどうでしょうか。

極めて当たり前の話ですが、

”顧客目線”に立っているかどうかに
行き着くのです。

つまりあなたの目の前に座っている、
クライアント(相手)が、

「何を大事にしているか?」

を紐解くことに全エネルギーを
注入しなさいということということです。

例外なく有能なコンサルタントは、
この視点をもって行動をしています。

コンサルを難しく考えない

あなたにとってコンサルティングの
仕事の内容は何ですか?

私は、

(ヒアリング)×(提案)

と考えています。

とにかく相手をヒアリングして、
相手のことを知り、

相手の価値観に合った、
相手の希望する未来を
相手の希望する時間軸で

提案していくこと。

相手を見て提案の反応が悪ければ、
相手に理由を聞き、
相手の希望に沿うように、
相手の希望する未来の実現を目指す。

とにあく相手相手相手相手ですね。

相手が何を大事にしているのか?

これを見抜けばコンサルのほとんどは
もう終わりなんです。

売るものを固定するな

この観点でみると一目瞭然。

売るものを固定していると、
相手がどういうという
主語ではなくなりますよね。

相手の希望を聞くよりも、
自分の売りたいものを相手に
説得させることになります。

これの何がコンサルティング
なのでしょうか。

これはただの営業ですよね。

FPという立場の人間が、
相談形体で営業をするというのは、
やはり違和感を感じます。

売る商品ありきのコンサルティングは、
”説得”。

売る商品なきコンサルティングは、
”相談”。

私は”相談”から正しい選択を
できる力を顧客に付けてもらい、

その成果としてFeeを頂き、

FPがFeeスタイルになることを
当たり前の社会にしようと
本気で思い続け行動しています。

あなたはミッションはどうでしょうか?

FPという仕事を通して、
実現したいことは何ですか?

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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