結構前になるんですが、北海道旅行に行った時のことです。
ジンギスカンのおいしいお店に行ったのですが、その時に歯の詰め物が取れてしまいました。
ショック・・・
幸い痛みはなかったのでそのままジンギスカンをエンジョイしましたが、、、
帰ってから歯医者に行ってみると、虫歯になっているとのこと。
それで虫歯の治療をしたのですが、治療した後めちゃくちゃ痛くなりました。。
固いものを噛んでも痛いし、熱いものも冷たいものもダメ。
虫歯の治療をしたのにおかしいなと思って歯医者に聞いてみると、こんな答えが帰ってきました。
悲しい宣告
それは、
「虫歯が深かったから、菌が神経まで達している可能性がある。その場合は神経を取らないといけないかもしれない。」
という答えでした。
虫歯は神経の部分まで直接は届いていなかったのですが、神経に近いとそういう状態になることがあるそうです。
神経を取るのはなんしても避けたい・・・
そう思った僕は、神経を取らないで済む方法をネットでひたすら探しました。
意外な発見
結局、探した結果良い選択肢は見つからなかさそうだったのですが・・・
(というか、だんだん良くなってきたので今かかっている歯医者の言うことを聞くのが良さそうという結論になった、ということですが・・・)
このリサーチの過程で面白いことを発見しました。
それは『神経の治療でも自費しか扱わない歯医者がいる』ということです。
神経の治療を専門にして、10〜20万くらいで患者を見る歯医者がいるのです。
これだけだったらそこまで驚かないのですが、こういった歯医者は決まって同じことをしていました。
それは何かと言うと・・・
歯医者から紹介をもらう歯医者
他の歯医者に『患者さんを紹介してもらう仕組み』を作っているということです。
歯医者って、基本的に1つ行けばそこで治療が完結しますよね?
でも、こういったタイプの歯医者は他の歯医者から紹介を受けて患者さんを取るということをしているのです。
どんな感じかというと、
『神経の治療は難しいですよね。うちでは、専門の技術や器具を持っているので質の高い治療を提供できますよ』
という風に、神経の治療が得意でない歯医者から患者さんを任されるという流れです。
特定の治療に特化した職人型の歯医者ですね。
僕は1つの歯医者で全て完結するものだと思っていたので、これには驚きました。
WIn-Winの関係ができる
この仕組みを作ると、普通の歯医者としては不慣れな治療をする必要がなくなりますよね。
根管治療という神経の治療は難易度が高いようで、苦手にしている歯医者も多いそうです。
その一方で、自費の歯医者は効率的に患者を集めることができます。
歯医者同士のジョイントベンチャー(提携)ですね。
こういった仕組みが歯医者の業界に存在しているということは、新鮮な発見でした。
FP同士の提携も可能
そして・・・
この提携の仕組みを作れるのは歯医者だけではありません。
FP業界でも作ることができます。
どんな提携の仕組みかというと、、、
例えば、資産運用の詳しい話が得意ではないFPが、資産運用の得意なFPを紹介して細かい話をしてもらう。
こういう形があります。
また、住宅ローンの詳しい話が得意ではないFPが、住宅ローン専門にしているFPに顧客を紹介するというパターンもあります。
この提携の仕組みを作ると、紹介する側は全体のコーディネートだったり、”全体の最適化”に時間を割くことが可能になります。
また、専門分野について時間をかけて勉強をする手間も少なくなります。
逆に紹介されるFPは、自分の専門分野に特化して強みを最大限発揮できるようになりますよね。
いわば、職人のように自分の領域を極め、高いレベルのサービスを提供できます。
さらに、紹介してくれるFPに料金やメリットを予め伝えておくことによって、クロージングの手間もなくなります。
コーディネート型FPと職人型FP
FP業界でも『相談が来たら自分の所で全て解決する』というポリシーの人は多いです。
しかし、『FP同士が提携して紹介し合う』という仕組みを作ることで、より大きな価値を提供できる可能性は広がります。
コーディネート型FPと職人型FPなのか、自分の特性に合わせてビジネスを構築できるというのは大きなメリットです。
もしあなたが、
『全体の最適化ができるFPになりたい』
もしくは・・・
『自分の得意分野を極めていきたい』
というのであれば、こういった考え方は参考になるはずです。
周りの情報に惑わされることもあると思いますが、自分の得意な所や志に基づいた形を作っていくのが一番の方法ですよ。