FPに対する需要を生み出す手法

最近は暖かくなってきましたね。

外に出るといたる所に花が咲いていて、木々の緑も美しいです。

家にこもっていないで、外に出よう!

という気分になります。

その影響で、この前は妻と一緒にサイクリングをしましたし、既に2回キャンプにも行きました。

夜はまだまだ肌寒い時もありますが、運動をすると汗をかくぐらいの気温ですね。

実際に趣味のテニスをしたら少し汗をかくのですが、その時に思い出したものがあります。

何を思い出したのかと言うと、とあるCMのフレーズです。

かなり昔のものなのですが、今振り返ってみるとマーケティング的にすごく勉強になるものだったなと感じました。

それは一体何かというと・・・

印象に残ったCMフレーズ

『冬の汗は濃い』

というものです。

確か、デオドラントスプレーのCMだったと記憶しています。

冬は汗かかないと思われているけど、少なかったとしても濃い汗で臭くなるから、デオドラントスプレーを使ったほうが良いよ。

というメッセージですね。

普通、冬に汗のケアをするという発想はありません。

なので、そのままだとデオドラントスプレーは売れない。

だから、冬の間にも需要が生まれるようにこのフレーズを使ったのだと思います。

効果的なマーケティング手法

このCMを見た後でも、なんとなく僕の頭の中にはこのフレーズは残っていました。

実際にそのCMが成功したのかは知りませんが、効果的な手法だと思います。

他にも、今では一般的になっているファブリーズも、服やソファに菌が残っているということを訴求し大きな市場を作り上げました。

まだ普及していなくて使い所がわからない商品を売る時には、

『需要を作り出すメッセージを伝えて購入の動機を作る』

という手法は有効になります。

なぜ僕がこの話をしているかと言うと・・・

FPも同じで、まだ使い所が世間一般には理解されていないものだからです。

FPに対する需要は少ない

使い所がわからないと、FPサービスを利用しようとは思いませんよね。

ごく一部、自分でFPの勉強をしてFPの有用性を理解している人などには何も説明をしなくても大丈夫ですが、、、

そういった人たちの数は限られています。

しっかりとFPビジネスを安定させようと思ったら、一般の人にも必要性を理解してもらうことが必要です。

なので、上で挙げたような

『需要を作り出すメッセージを伝えて購入の動機を作る』

という手法は非常に有効になってきます。

可能性は無限にある

FPの場合、やれることはいくらでもありそうですよね。

生命保険の入り方でいくら損をしているのか。

住宅ローンの組み方でいくら総支払額が変わるのか。

何も相続対策をしないとどんな悲劇が起こる可能性があるのか。

需要を作り出すメッセージは、無限に作ることができそうです。

その分、一般の人がわかりやすく、訴求力があるメッセージが作れるかどうかがポイントになります。

このメッセージを見つけられるか?

もし、あなたの前にFPのことなんて全く知らない人が100人いたとします。

そして、あなたはその人たちを、自分にお金を払って相談をしたい気持ちにさせなくてはいけません。

伝えることのできるメッセージは1つです。

あなたは、何を伝えますか?

この質問に対する回答が見つかれば、あなたはより多くのお客さんを集めることができるようになるはずです。

『需要を作り出すメッセージを作る』

この手法をマスターすることができれば、あなたのマーケティングのレベルはグッと上がります。

FPビジネスに大きなインパクトをもたらすものになるので、ぜひ時間をとって考えてみて下さい。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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