作っては壊し。
作っては壊し。
日本の住宅市場は今もこんな
感じです。
日本の住宅は先進国の中では
突出して低寿命で、
20年も住めば価値はゼロ。
そんなことが当たり前でした。
それではいけないと今は
国も立ち上がり、
20年経過後にも残存価値を
付く住宅を作るために、
補助金を付けて促進したり、
国が定める高性能住宅に
適切な維持管理をした住宅には
将来貸しだす時に家賃を
保証したりといろいろの
制度があります。
最近私はこういう活動にも
時間を割くようにして、
住宅が資産になり、
いつまでも住み継いでいったり、
ライフプランに合わせて
自由なタイミングで価値を付けて
売買したりできる環境を
作り上げたいと、
全国各地の地場ビルダーの
方々と頑張っています。
住宅関連のFPのみなさんで
あれば共感していただける部分も
多いのではないかと思います。
しかし・・・
そんなの興味ない
この活動に特に力を
入れていた時に
(3 か月くらい前かな)
相談者の方にもこういう話を
アツくしていました。
住宅を購入するときには、
将来の資産価値、
いわゆる出口戦略もきちんと
考えておいたほうがいいですよと。
そして、国はその方向に
向いてますし、
あなたの家もそういうふうに
作ったほうがよいと熱弁して
いたのです。
完全に良かれと思って私は
お話していたのですが、
この話を時間をかけてしていた
ときの顧問契約率は、
開業以来最悪でした(笑)
もうお分かりですよね?
改めて、そんなの興味ない
都会の方だとまた話が
違うのかもしれませんが、
地方では一度買った家を将来的に
賃貸に出したり売却することは
ほとんどの方は最初に考えません。
なので価値がどうなろうが、
別にどうでもいいのです。
ずっと住む予定の家だったら、
別にお金をかけてまで性能アップ
しなくてもいいし、
お金がかかるなら維持管理も
別にしなくてもいい。
これが圧倒的多数派の意見です。
つまり私は、
相談者がいらないと思っていることを
強くお勧めしているウザいやつ。
これでは顧問契約になるわけがありません。
「イタタタター」って感じです。
この例に限らずあなたも同じような
ことをしていたら要注意です。
私の利益を教えてください
先日相談者の方にハッキリと
言われました。
「昆さんに相談することによる、
私たちの金銭的なメリットを
教えてください。
具体的にそれがイメージできれば、
相談料を支払ってでも契約したいし、
それが現時点で不明確であれば、
お金を支払うことはできません。」
この相談者の言葉は、
個人的にスーパー金言でした。
当たり前のことなのですが、
直接言われると、ハッとします。
この方が結論を持ちかえらずに、
そのまま即時契約書にサイン
したのは言うまでもありません。
今日のブログは短いですが、
これが全てですので、
これで終わりにします。
もしあなたが、
私と同じくハッとしたのであれば
早速どしどし活用してくださいね。