新潟県内を運行する
観光新幹線が話題になっています。
新潟からスキー場で有名な越後湯沢
というところの間を結ぶその名も、
『現美新幹線』
現代美術新幹線の略です。
キャッチフレーズは、
”世界最速芸術鑑賞”
という名の通り新幹線の外観も
ひとつのアートになっています。
私の事務所は新幹線が走る線路の
すぐ脇にあり先日打ち合わせが
お客さんをお見送りするときに、
凄い速さで現美新幹線が
駆け抜けていきました。
「うわー現美新幹線だー。」
みたいな感じで、
始めてみたお客さんの子どもも
お客さんもお客さんのお母さんも
私も大興奮(笑)
わずか3,4秒で心が一つになった
素晴らしい世界最速芸術鑑賞です。
この新幹線は外から見るだけではなく、
中にのっている時も様々な
現代アートを楽しむことができます。
さて、この新幹線ですが
今回みんなが初めて見たというように
あんまり運航をしていません。
希少性の効果
この観光列車は限られた
土日祝日しか運航をしません。
限られた日数に限られた
本数しか走らないため、
普段この新幹線を見る機会も
ほとんどありません。
そのため希少な存在であり、
限定的な存在でもあります。
人はこういった特別な存在に
価値を感じます。
例えばこの新幹線が、
毎日10往復していたら、
ただのモデルチェンジになり
すぐに当たり前の存在と
なってしまいます。
最初は興味関心を惹きますが、
すぐに飽きられてしまうでしょう。
しかし、特別な曜日の特別な
時間帯だけの運航であれば、
走行中の新幹線を見る機会も
極めて少なくレアキャラ的な
存在となります。
いつか自分も乗ってみたい!
こういうふうな感情が芽生えてます。
ビジネスへの希少性の活用
希少性があると、
人は行動したいと思います。
新潟県内間の新幹線なんて、
乗る用事がない人でも、
ある新幹線なら乗ってみたい。
私もこう思いました。
これがいつでもいつまでも
運行しているのでなくて
日数限定、期間限定であれば
なおさらです。
このように、
・数が少ない物
・今でなければ手に入らなくなる物
に対しては人はどうしても
感情を動かされてします。
これをビジネスに活用すると、
例えばあなたがセミナーを
開催するにあたり、
・何となく募集
・限定10席です。
期限は○○までで先着順です。
と両者を比較すればその結果は
格段に変わってきます。
実際に私が以前にセミナーを
募集した時は、
まず最初は普通に限定10組ですよ
と募集を出して、
席数が埋まってきてから
残り3席です!
と告知をしたらあっという間に
満席になったことがありました。
これも希少性の効果と言えます。
理由づけも必要
気を付けてほしいのは、
ただ限定を煽ってはいけません。
あんまりやりすぎると、
ただうさん臭くなってしまいます。
このうさん臭さをなくすためには、
なんで限定なのか?の理由を
しっかり説明する必要があります。
セミナーの席数を限定する場合は、
コミュニケーションをとりながら
丁寧に行いたいとか、
色々理由があります。
月のコンサルティング件数を
制限する場合も、
丁寧に仕事をするには、
これくらい時間が割かれるので
月間2組が限界なんですとか、
きちんとして理由付けが必要です。
希少性+理由づけがしっかり
集客や個別相談移行率が
グッと高まるはずです。
ぜひ試してみてください。