1人でも多くのお客様を救いたいなら

中西雅司

最近、習慣になったことがあります。

それは、、、

「youtubeで音楽を聴きながら仕事をしたり、本を読んだり、家事をしたりすること」

あまりモチベーションが上がらない時でも、音楽を聴きながらだと、元気になります。

特に、私の場合、朝が非常に弱いです。

なので、朝は調子が出るまでに人よりも時間がかかります。

会社員の時は、出勤時間や勤務時間が決まっていて、周りの人が仕事をしている環境があったので、

前の日に飲み過ぎて辛い時でも、イマイチ気乗りがしない時でも、その環境のおかげで頑張ることができていました。

一方、独立してからは、どうしても動き出しが遅くなってしまう傾向にありました。

でも、朝起きてすぐにパソコンを開き、Bluetoothでスピーカーに接続して音楽を鳴らすと、調子が出て勢いよく動くことが
できるので、とても重宝しています。

できれば音楽を聴きたかった

私は、元々、音楽を聴く習慣のない人間でした。

ただ、前々から、いつも、

「もっと日常に音楽を取り入れたい」

と思っていました。

なのに、それがなかなかできなかったのです。

その理由は、、、

「昔は、音楽を入手することに手間とお金がかかったから」

です。

例えば、私が中学生の時は、今とは違って、

懐かしのカセットテープ・MD

聴きたい音楽を継続的に聴くためには、

「CDを購入する」

あるいは、

「CDを借りてきて、カセットテープやMDなどに録音をする」

ということが必要でした。

ラジオで鳴る音楽を録音していたこともありましたが、音楽の前後が切れてしまったり、MCの方の声が入ってしまうので、継続的に聴くにはイマイチでした。

さらに、その音楽を鳴らすためにも、

手間とお金がかかる

ラジカセやコンポが必要でした。

部屋を移動すると、持ち運ばないと聴くことできなかったですし、

また、移動中に聴こうと思うと、ウォークマンやポータブルのCDプレーヤーなどを購入する必要がありました。

継続的に聴きたい音楽を聴くためには、

「お金を払うこと、手間(時間)をかけること」

が必要だったのです。

なので、私は、音楽よりも優先順位の高いものに時間とお金を使っていました。

当時(中学時代)の私の優先順位は、部活とゲームでした。

なので、お小遣いの中では、音楽に時間とお金を使えなかったのです。

でも、youtubeは違います。

いつでもどこでも手軽に

パソコンがあれば、いつでもどこでも相当な数の音楽を無料で聴くことができます。

音楽を入手する手間がありません。

お金もかかりません。

今は、スマホをいつも持ち歩いていますので、音楽を聴くための機器を別で準備する必要もなくなりました。

手間もお金もかからない状態になったので、音楽を聴くことを習慣にすることができたのです。

きっと私と同じように、youtubeのおかげで、音楽を聴く習慣がついた人は増えたはずです。

このように、、、

「手間がかからない状態(=手軽に利用できる状態)にする」

と利用する人が増えます。

これはFPビジネスにおいても同様です。

FPビジネスでも手間を減らす!は大事

FPビジネスにおいて、

「手間がかかる状態になってしまっている結果、利用者を失っている例」

を1つ挙げてみます。

何らかの悩みがあるお客様が、FPのホームページを閲覧したとします。

お客様が全体的に目を通してみて、

「良さそうなサービスだな。是非直接話を聞いてみたい」

という気持ちになったのにも関わらず、、、

「問合せページを表示した途端に、その気持ちが失せてしまう」

というケースです。

これが発生してしまう最大の理由は、

「問合せページの入力項目が多すぎる」

というものです。

氏名・フリガナ・住所・電話番号・メールアドレス、メールアドレス確認・問い合わせ内容・・・

「こんなに文字で入力する項目があるなら、面倒だからやめよう」

という思いになってしまう人がいるのです。

特に、最近はスマホから問合せをする人が増えてきていますので、入力項目が多いと、問合せをやめてしまう傾向が高まっています。

逆に考えると、、、

「手間を減らしてあげると、問合せに至る人が増える」

つまり、手間を減らしてあげると、

「より多くのお客様をFPのアドバイスで救うことができる」

のです。

では、手間を減らすためには、どのような対策があるのでしょうか?

具体的に成果が出ている、

「手間を減らすための問合せページの改善方法」

として、代表的なものを2つご紹介します。

問合せページの改善のポイント

1つは、

「入力項目は、真に必要な物を除いて削る」

という方法です。

ターゲット層や問合せ後の対応方法などにもよりますが、

「電話番号」「住所」「ふりがな」

などは、問合せ段階では、絶対に必要かと言われると、そうでもないケースも多いはずです。

最低でも、必須項目にはしなくても良いケースがほとんどですよね。

もう1つは、

「今まであった問合せ内容のうち、特に多い項目を選択式にする」

という方法です。

選択肢が、あまりに多すぎたり、選択肢の言葉が難しすぎたりすると逆効果になることもありますが、

あなたの今までの問合せ内容を振り返って、

「こういう相談が多かったな」

「こういう相談者に来てほしいな」

というものをピックアップして、選択項目にすると、

「お客様の考える手間、入力する手間を減らす」

ことができます。

結果、問合せに繋がりやすくなります。

1人でも多くの人を救ってほしい

実際、問合せページを変えただけで、相談が急増したFPの方も何人もいらっしゃいます。

問合せページまでたどり着いてきているのに、そこで問合せに繋がらないのは、とてももったいない。

それは、救うことができるお客様を救えない状況になっていることと同じです。

私はFPのあなたに、1人でも多くの人を救ってほしいと思っています。

なので、是非、問合せページは一度点検し、修正できる点があれば是非修正してみてください。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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