セミナーを乱獲して得られた知見

執筆者:昆 知宏

  

今年に入って新しく始めた取り組みがあります。

それはテーマを問わず様々なセミナーに週1ペースで参加をしまくるということです。

参加を始めたきっかけは内発的なものではなく、外発的なきっかけだったのですが、実際にやってみるとなかなか面白い結果になっています。

もちろん基本的にはオンラインでのセミナーです。

地方に住んでいる方は分かると思うのですが、直接参加型のセミナーだとなかなか魅力的なものはないですよね。

まして、それを週1ペースで参加するなんて…という感じです。

セミナーに参加するメリット

参加するセミナーの多くは住宅・不動産・金融関係が主体です。

いわゆるFPの方が行っているエンドユーザー向けのセミナーに参加しているわけではありません。

大企業がエンド向けに行うセミナーや、BtoB向けで行うセミナーが主体です。

最近だとシンクタンクが主催者になっている2025年の住宅市場を占うといった内容のセミナーはとても面白かったです。

セミナーのメリットは、本よりも情報が最新であることは強みだと思います。

市場予測系のセミナーは、どのタイミングで聞くか、情報の鮮度が大事になってきます。

セミナーの場合は講師がけっこうアドリブやサービスで話す内容があったりしてその部分はとても学びになります。

講師経験があるかたならわかると思いますが、セミナーって事前準備もしっかりするし、本番に特に質疑応答の部分では有料級の回答を普通にしがちですよね(笑)

構成が勉強になる

いろんなセミナーに出てみると、パワポを読み上げるだけで超絶つまらないものから、パワポを生かしながら聞き手をあきさせない工夫をいれたものから、その他いろいろな形式があることが分かります。

パワポ読み上げセミナーがいかにつまらないかというのは自分が参加者になればわかります。

法改正の解説とか、制度説明のセミナーはパワポ読み上げでも適しているわけで、そのテーマによってどのようなプレゼンテーションを行えばよいかも数を参加することによって見えてくる部分があります。

セミナー乱れうちは、読書乱れうちにも似ていて、同じようなテーマの物を20くらい参加すると骨格も見えてくるし、自分が講師となって話すならどういうスタイルにしようかなという構造体もなんとなく見えてきます。

これは乱れうちしないと分からない感覚で新たな発見でした。

プラットホームセリングも学べる

無料セミナーの多くは、次のステップへの勧誘であることがほとんどです。

最初のセミナーから、申し込みへとつなげるテクニックをプラットホームセリングといい2019年にも記事にしたことがあります。

最強スキル!プラットホームセリングとは? – 独立FPに特化した集客・マーケティング情報 | FPライズ

やっぱりうまい講師はこのテクニックが秀逸で勉強になります。

ただ、これは単に経験、場数の問題であるとも思います。

誰でもできる!というのは間違っていないと考えていて、単にうまい先生のひな型を見ている回数と自分が実践した回数の掛け算で能力は上がっていきます。

自発的なきっかけでなく、外発的な要因で始めたセミナー乱れうちでしたが、思った以上に自分にプラスとなったので試してみたい方はぜひ実行してみてください。

参加するセミナーのテーマは単純になんでもかまいません。

マインドセット系でも良いと思います。

ちなみに私が次に参加する予定のセミナーは証券会社が主催の株のセミナーです。

あまり絞り込まずとりあえずFP全般に関連しそうなテーマなら何でも受けてみてください。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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