未来への投資は希望である

昆知宏

最近とても忙しい状態が続いています。

スケジュールもぎゅうぎゅうで、
煙が出そうなくらい頭を酷使し、

もうちょっと限界?!
いやいやまだまだ出来る!

という気持ちを繰り返しながら
事務所から銀行や住宅会社を
車で移動する最中、

車内で流れていたテレビで、
「カンブリア宮殿」が放送されて
いました。

その回はレオスキャピタルワークスの
(ひふみ投信)
藤野社長が特集されており、
ある一言が、私に突き刺さりました。

「投資というのは未来であり、希望」

この放送では、株式などへの投資の
運用益で老後をエンジョイする
外国人シニアと、

現金を2,000万円も貯め込んで
いるのに未来に怯える日本人を
対照的に映しており、

考えさせられることがありました。

資産運用分野は専門ではないので、
この点については各々の価値観で
無理して投資はしなくても・・・

と思って視聴していましたが、

ビジネスにおいては日本人的な
貯蓄貯め込み型思考は、
間違いなく未来がないと思いました。

石塚さん、マジで?

「Facebookの広告費を
毎日5,000円の設定にしますね。」

正直、開業して間もないころ、
この発想は完全に私にはありませんでした。

あなたはこの金額を見ていかがでしょうか?

あなたがビジネスを立ち上げたばかりで
あればこの金額は私と同じように、
ちょっと払うことに躊躇しませんか?

もちろんこれ以外にも紙媒体などの
広告費もかかります。

入金が少なかった立ち上げ当初は、
月単位の収支で見れば完全に赤字の
先行投資です。

石塚さんに出会う前私の発想は、
典型的な貯蓄貯め込み型でした。

出ていくお金も入っていくお金も
スモールで、

小さな売り上げを繰り返し、
未来に大きな不安を感じながら
ビジネスを運営していたでしょう。

現金を貯め込むと成長が遅れる

結論から言うと私はこれまで
かなりの広告費を使ってきました。

同じく、自己投資のお金も使ってきました。

これがなければ
今のように頭から煙がでそうなくらい

忙しくなることは
決してなかったと強く思います。

初年度に広告費や自己投資を
必要最低限に押さえて、
売り上げをコツコツ貯金した場合と

開業初年度から売り上げの
大半を広告費や自己投資にかけてきた場合。

3年後どちらに多くの現金が
残ったのか?

これを思い返して考えてみると
言わずとも後者です。

リスクをとって起業をしたのに、
リスクをとらない経営をして
しまっては成長が限られてしまいます。

そして未来への期待よりも
不安を抱きながら仕事をすることになります。

現金を蓄えていても、
集客が途絶えてしまっては、

むしろそのほうが先々の不安で
一杯になってしまうからです。

あなたもエンジョイ外国人志向

稼いだお金は循環させることが大事。
これが投資マインドの原則です。

あなたのビジネスをより有名に
してくれる手段にお金を使ったり、

あなたの能力をより高めてくれる
方法にお金を使ったりすることで、

結果的にあなたの回りに多くの
お金が入ってくることになります。

まさに冒頭の投資でエンジョイする
外国人の発想に近く、

お金が循環し、自分自身も豊かに
なれる姿です。

FPビジネスは経費が発生しにくいので
こじんまりでもやれてしまい、

日本人特有の“清貧”志向でも
なんとかやっていけるのかもしれません。

しかしあなたがより多くの人々の
暮らしを豊かにし、

あなた自身も豊かになりたいと
望むなら、

ビジネスに投資することは、
この世に存在する最も効率の良い
運用商品と言えます。

その利回りは、あらゆるファンドの
比にはなりません。

ビジネスも資産運用も早期に
始めたものが複利の恩恵を受けます。

後に生じる差が決定的。

あなたは稼いだ現金をどう回していきますか?

PS

ただし投資は、自己責任で。

カンブリア宮殿も最後はこれで
締めてましたが、

ビジネスも似たようなところが
ありますね。

“投資は自己責任で”

投資で失う損失よりも、
投資をしなかったことによる失う損失。

この後悔も自己責任でって
考えると重く感じます。

あの時投資をしていたから、
忙しくできる未来(今)がある。

こう考えると

“未来への投資は希望である”

という言葉がスッと入ってくるものです。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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