東京オリンピックの開催が決まりましたね!
(ちょっと遅いですか・・・?)
2020年ってことで結構先のことですが、
今から楽しみです。
個人的には開会式に出たいと思ってるんですが、
チケットの価格が2万5,000円〜15万らしいです。。。
そして、2019年の年明けからの販売とのこと。
これ、チケット取れるんですかね?
何だか難しいような気がしてきました・・・
それはそうと、今回のオリンピック招致、
直前のプレゼンテーションが大きく取り上げられてますが、、、
(滝川クリステルの”お・も・て・な・し”とか。)
どうやら、それが決定的な要因ではなかったようです。
オリンピック招致の舞台裏
あるインタビュアーが、東京に開催地が決まった後に
委員の人に話を聞いた所、このようなことを言っている人がいました。
「重要なのは、最後のプレゼンテーションだけではありません。
われわれ委員のほとんどは、どこに投票するか、
かなり前から決めていましたよ。」
他にも、似たようなことを言っている
委員の人はたくさんいるようです。
つまり、大きな決定要因はプレゼンテーションだけではなく、
その前の活動にあったということですね。
オリンピック招致コンサルタント
これは、僕もニュースかなんかでちらっと目にしたのですが、
今回の招致活動では専門のコンサルタントがいたそうです。
どういうことをしていたかというと、
僕の知っている限りだと
・オリンピック招致の為の”大義名分”(理念)を作る
・委員の人間の好みや関心ごとを伝え、
適切なアプローチの取り方を教える
こういったことをやっていたそうです。
そして、このコンサルタントの存在が
今回の招致に影響をもたらしたと言います。
何が決定の要因だったのか?
オリンピック招致のことはあまり詳しくないので、
あくまで個人的な憶測で過ぎないのですが・・・
このコンサルタントのもたらした効果というのは、
かなり大きかったのではないかと思っています。
特に注目したいのは、このコンサルタントが
委員の人間の好みや関心ごとに精通していたという点です。
一人一人の個人的な情報がわかっていれば、
いわゆる”ロビー活動”を通して、
その人に取り入ることは断然簡単になるでしょう。
「全世界の人にスポーツの素晴らしさを伝えたい」
と思っている人がいれば、自国で開催すればそれを
実現できることを訴求すればいいわけです。
金銭的な利権が欲しい人がいれば、
色々と根回しができることを伝えればOKです。
(あくまで、例えです。。。)
自国でオリンピックを開催する
素晴らしさを一方的に伝えるよりも・・・
このような活動を通して親密な関係を作った方が、
相手に対してより大きな影響力を持つ事ができるでしょう。
いくら高い地位にいて、公的な立場にいる人だとしても、
相手が人間であることには変わりありません。
大衆に向けられた素晴らしいプレゼンテーションよりも、
個人的な友好関係の方の方が与える影響は大きいはずです。
・・・
この話を通して僕が何を言いたいかというと、
『自分達の素晴らしさを伝えるよりも、
相手への理解や友好的な関係の方が大事』
ということです。
そして、
このことは、、、
どんなビジネスにも当てはまる
のです。
もちろんFPにも当てはまります。
例えば僕が税理士で、顧問税理士の
乗り換え案件を獲得したいとしましょう。
そうなった場合、多くの他の税理士は
「自分が顧問になったらどんないいことがあるのか」
を上手く伝える方法を考えると思います。
しかし、もし僕がその状況だったら、
「相手がどんな欲求を持っているのか?」
「今の税理士にどんな不満を持っているのか?」
「税理士を使ってどんな目的を達成したいのか?」
まず、こういったことをリサーチしていきます。
そして、そのリサーチを元に相手への
アプローチを考えていく、という手順を取ります。
「私はあなたの望んでいることを知っていて、
それを満たすことができますよ」
というアピールをするのです。
その方が、「自分の良いトコ」だけを一方的にアピール
するよりも効果が高いはずです。
・・・
さて、あなたが相手にしている人たちは、
どんな人で、どんな望みを持っているでしょうか?
もしわからない場合は、
それを調べることから始めましょう。
それができれば、東京がオリンピック招致を成功させたように、
あなたもお客さんを集めることに成功するはずです。