今回も、前回に引き続き
質問の回答をしたいと思います。
(ちなみに、質問の投稿はこの
ページから行なうことができます。
↓
https://fprise.com/questions/
全部にお答えできる訳では
ありませんが、具体的な質問で
あれば恐らくいけると思います!)
さて、早速ですが質問の内容はこうです。
いつもメルマガを参考にさせて頂いています。
メルマガの中でよく、あれもこれも
できますと言うよりも、1つの専門分野を
PRすべきとありますが、地域も1つの市に
絞った方がよいでしょうか?
ホームページは全国から誰でも見れますが、
例えば営業エリアを■■県とするよりも、
■■市とするべきでしょうか?
・・・
以上ですね。
専門性を絞るのと同じように、
『地域を絞る』
というのはちょっと勇気がいりますよね。
「地域を絞ったら集客できないんじゃないか?」
「範囲を広くした方がお客さんの
数が多くなるんじゃないか?」
「ホームページにはどう記載しよう?」
とか、色々考えてしまうからです。
判断をする基準がないとなかなか
決めきれないかもしれません。
それでは、こういった疑問を解決
する為にこの質問に答えていきましょう。
どれくらい見込み客がいるの?
FPビジネスにおいて、
商圏地域の決め方というのは
『自分のサービスの対象となる
見込み客がどれくらいいるのか?』
によって主に変わってきます。
専門性が高くてそのサービスを受ける
顧客が地域を絞ると少なくなる場合。
例えば・・・
・離婚相談専門FP
・ロングステイ相談専門FP
・国際結婚をしている夫婦専門FP
このような専門的なサービスを
提供する場合は、基本的に商圏は
『日本全国』
とするのが通常のパターンです。
なぜなら、そうしないと集客数が
確保しにくくなるからですね。
また、専門性が高いと
『この人に相談したい!』
という欲求が強くなるので、
例え地理的に離れていてもそれが
ハードルになることはありません。
見込み客が多い場合
一方で、自分のサービスの
対象となる見込み客が多い場合。
例えば、住宅や相続、
ライフプランなどのサービスが
メインになる場合というのは、
見込み客の数は多くなりますよね。
なぜなら、一般的な人が対象になるからです。
こういったサービスを提供している場合は、
市町村レベルにまで絞ってOKです。
もちろん、〇〇町とか〇〇村の
ように人口が少なすぎる場合は
少し考える必要がありますが・・・
ある程度の規模があれば、
県まで範囲を広げずに市レベルで
設定をした方が良いですね。
地域を絞ると集客できない?
この話を聞くと、
「でも、〇〇市のFPです!
と言ってしまうと他の市の
お客さんが来なくなるんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、、
安心して下さい。
何もしなくても、近隣市からの
問い合わせというのは入ってきます。
これは、集客に成功しているFPに
聞くとみな同じような状況で、
"〇〇市のFPです!”
と言ってるにも関わらず、
周りの市からの問い合わせって
入るんですよね。
FPは美容室や整体院みたいに
飽和していないので、少し離れて
いても信頼できそうな所があれば
そこに相談に行くというのは自然です。
ホームページ集客の観点
また、これは特にホームページ
集客に関わってくる話なのですが、
SEOの観点でも有利になります。
基本的に見込み客がFPを探す場合、
『県名+FP等のキーワード』
と検索をするよりも、
『市町村名+FP等のキーワード』
と検索する可能性の方が高いです。
誰も、自分が住んでいる県の
反対側まで行きたくはないので、
まずは、
「近場で誰かいないかな〜」
と探すからですね。
怖がらずに絞れ!
こういったことを考えると、
専門性の非常に高いサービスを
提供していない限り、
「〇〇県のFPです!」
というよりも、
「〇〇市のFPです!」
という形で地域を絞る方がお勧めです。
地域を絞って集客できなくなる
ことを恐れるよりも、絞ったほうが
結果的に集客はできるようになるはずです。
こういった点は、
『専門性を絞る』
という話と似ていますね。
・・・
以上が質問への回答になります。
参考になりましたか?
P.S.
ちなみに、見込み客が多い
サービスを提供していても、
『オンライン相談などを使って
全国対応できるようにしたい!』
と強く考えているのなら全国を
対象にしても良いと思います。
これは好みや考え方の違いですが、
若いFPの中にはこういった形で
成功している人もいるようです。