先日、ネットで興味を惹かれる記事を見ました。
「老後のお金に関する意識調査」
という調査に関する記事です。
FPが関わる領域としてはドンピシャなので、結果は気になりますよね。
一般の人がどんな感覚を持っているのかを知るのは、非常に重要です。
ここの感覚がズレてしまうと、見込み客に届くメッセージを作ることはできないからです。
この調査では、
「老後のお金の不安はあるか?」
「老後の備えとして必要だと思うこと」
「お金に関する相談相手はだれですか?」
についてアンケートを行っていたのですが・・・
あなたは、どんな結果になっていたと思いますか?
一般の人の感覚は?
この調査は、株式会社シュアーイノベーションによって、子供を1人以上持つ全国の30〜40代の男女1000人を対象に実施されたものです。
記事はこちらですね。
https://news.allabout.co.jp/articles/o/33410/
今から、結果を抜粋してお伝えしますね。
↓↓
「老後のお金の不安」について尋ねたところ、全体の93.4%が「不安がある」と回答。
「老後に向けたお金の対策(貯蓄・投資・保険など)をやっていますか?」では、68.3%が「対策している」と答えました。
「老後の備えとして最も必要だと思うもの」の結果を見ると、1位が「貯蓄」で52.2%、2位が「資産運用」23.5%、3位が「副業」13.1%という結果に。
「お金に関する相談相手はだれですか?」について尋ねると、1位が「家族・友人」で73.0%、2位が「わからない」20.8%、3位「保険ショップ」5.3%と続きます。
回答者のほとんどの人が「老後のお金に不安がある」と感じつつも、相談相手は「身内」や「わからない」が90%以上という結果に。
FPやIFA(独立系ファイナンシャル・アドバイザー)といった「お金のプロ」を挙げた人は1%にも満たないことが明らかとなりました。
調査結果からわかること
調査結果の分析をしていきましょう。
「老後のお金の不安」については93.4%が不安に思っているにも関わらず、お金のプロを相談相手として挙げたのが1%未満というのは、
『FPに対する潜在的な需要がめちゃくちゃある』
ということですよね。
ただ、もちろん潜在的な需要があるだけでは上手くいきません。
その潜在的な需要を、顕在化させないと相談には繋がらないのです。
では、FPは一体どうすればいいのでしょうか?
異なるアプローチ方法が見えてくる
この調査結果から見えてくるのは、FPが集客をするアプローチは3つあるということです。
1つ目は、
『既にFPを相談相手として考えている人』
に対してアプローチをすること。
これは、自分の存在をホームページなどで知らせればOKです。
しかし、調査結果の通り母数は多くありません。
2つ目は、
『まだFPのことは知らないけどお金に関する情報を集めている人』
に対してアプローチをすることです。
この人達には、ブログやSNS等で役に立つ情報を発信することで認知をしてもらうことで潜在的なニーズを顕在化させることができます。
こちらは1つ目よりも母数は多くなりますが、まだまだお金に対する不安を持っている人達全体の10%以下でしょう。
3つ目のアプローチ方法
3つ目は、
『FPのことを全く知らない人』
にアプローチをする方法です。
「それってどうやるの?」
と思うかもしれませんが、例えば飲み屋さんや趣味で会った人に自分の仕事を紹介する時なんかはそうですね。
FPのことなんて全く知らないし、お金に関する情報を集めていなくても興味を持ってくれる可能性は十分にあります。
なんせ、老後のお金の不安を持っている人は93.4%もいるからです。
他のサービスや商品を扱っていたら難しいかも知れませんが、お金というのは多くの人が共通して興味を持ってくれるものです。
その点では、FPは有利な状況に置かれています。
FPを知らない人にアプローチするには?
もちろん、偶然会った人だけが対象になる訳ではありません。
何かの勉強会やコミュニティに入ってセミナーなどの話をするのも、
『FPのことを全く知らない人』
にアプローチをする方法です。
FPのことを知っている人だけを相手にした場合は、他のFPが競合になる可能性がありますが・・・
このように、視野を広げてみると競合する可能性はほぼなくなります。
既存のFPだけでは取り切れないほどのマーケットが無限に広がっているからです。
なので、狭い視野にとらわれずに、こういったアプローチもあるということを理解して何かできないかを考えていきましょう。
そうすれば、無限に広がるマーケットにアクセスできるかもしれません。