使えるAI、使えないAI

執筆者:昆 知宏
    

私はAIに思考そのものを求めていました。
自分の考えを取り入れて文章を創作してほしい。

そんな期待を持って、いろいろ試していた時期があります。
ですが現時点では、その方向性は少し厳しいと感じました。

文章は便利でも、どこか自分の熱量とは違う。
画像生成も個人的な好みとはズレがあり、私は一度AIへの課金をやめました。
劇的に進化するAIへの期待値が高かったからこそ、少し冷静になったというのが正直なところです。

現状としてAIの便利な使い方

そんな中、先日石塚さんと打ち合わせをしていたときに、ひとつ大きな気づきがありました。

AIは「思考の代替」よりも、「業務効率化」に振るほうが現時点ではかなり優秀なのではないかということです。

例えば、自分で作成した文章をホームページへアップする流れを整える。
公開した記事をSEO向けに整える。
SNS投稿文を複数パターン作る。
ブログ更新の告知を自動化する。

こうした「すでにある価値を広げる」「手間を減らす」という使い方であれば、AIは非常に強いと感じます。

コストカット願望とAI

この流れが進むと、単純な広告代行、定型的なSNS運用、簡易的な秘書業務などはAIに置き換わっていくかもしれません。

経営者目線で見れば、AIの魅力は明確です。
時短とコストカット。この二つに尽きます。

人を一人雇うほどではない。
けれど誰かに任せたい。

そんな業務領域をAIが埋めていく未来は、かなり現実的だと思います。
その路線だとAIの技術に自分自身が時間を割いて追いかけ続けるより、後発で出てくる使いやすいサービスを必要な分だけ取り入れれば十分だと考えています。

有益な情報には価値がある

AIが広がるほど、逆に価値が高まるものもあります。

それは、ゼロから何かを生み出す創造力。
文章を発信する媒体のNoteも、有益な情報を創出したクリエーターにはその対価を支払うと明言しており、AIが学習する元を作った人間に実際にお金が入るシステムを作っています。

そして、高い専門性を持ち、AIが出した情報の真偽を見抜ける知見は武器です。

情報が増えるほど、選べる人が強くなる。
便利になるほど、本質を見抜ける人が必要になります。

その意味で、私たちがやるべきことは大きく変わらないのかもしれません。
プロとして、生身の人間と向き合い、悩みを整理し、問題を解決していく。
AI時代になっても、最後に選ばれるのは、やはり意識の高い人なのだと思います。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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