『FPとして独立する!』
ということを考えた時。
選択肢は無数にありますよね。
あなたもご存知の通り、
FPには独占業務がありません。
なので、FPとして独立すると
言っても”これをやる!”という
イメージは湧きませんよね。
税理士なら税務相談。
弁護士なら法律相談。
不動産鑑定士だったら不動産鑑定。
みたいにはいかない訳です。
完全に自由です。
そんな中・・・
かなり昔のことですが、
こんな相談を受けたことがあります。
「リラクゼーションマッサージと
お金の相談を組み合わせたサロンを
開きたいと思ってるんですが、、、
上手くいくでしょうか?」
もしあなたがこの質問を受けたとしたら・・・
どんな回答をしますか?
大きな悩みを解決できるサービス
このサービス自体は、
世の中にはない目新しいものです。
それに、人の悩みというのは突き詰めると
「健康」「お金」「家族」
この3つの集約されるそうです。
リラクゼーションマッサージと
お金の相談を組み合わせれば、
この3大お悩みの内2つも
解決することができます。
肩こりや腰痛など、
体の問題も解決できて、、、
さらにお金の問題も解決できる!
これができたら素晴らしいですよね。
果たしてこれは成功するのか?
しかし・・・
僕の意見を言いましょう。
このアイデアでFPとして
独立をしたら・・・
「100%失敗します」
これは、断言できます。
なぜか?
それは、、、
「マッサージを受けて
お金の相談をしたい」
という顕在的なニーズを
両方同時にもった人は
存在しないからです。
マッサージを受けたくなったら
マッサージの専門サロンに行きますし、、
お金の相談をしたくなったら
お金の専門家を普通は探します。
その結果、誰からも選ばれない
サービスになってしまうんですね。
なので、上手く行くことはないでしょう。
ダメダメな理由
このアイデアがダメなのは、
「見込み客のニーズを
リサーチしていなかった」
ということが原因ですね。
これは、例えて言うと
的からはるか遠くに離れた
場所から射的を行うようなものです。
いくら撃っても、
的に当たることはありません。
こういったことをなくすには、
「見込み客が既に持っている
ニーズは一体何なのか?
ということを徹底的に
リサーチをしてそのニーズを
満たすようなサービスを作る」
ということが大事になってきます。
こんな場合はどうする?
例を挙げましょう。
例えば、あなたがアパート・
マンションオーナーに対して
サービスを提供するとします。
ここで絶対にやってはいけないのは、
「オーナーはライフプランを
ちゃんと考えて経営をしないと
いけないから、ライフプラン
作成のサービスを提供しよう!」
と、
“勝手に”
自分の頭の中でサービス内容を
考えてしまうことですね。
これが、的からはるか遠くに離れた
場所から射的を行っている状態です。
また、
「お悩みのことがあれば
なんでも相談して下さい!」
という形もダメですよ。
一見すると魅力的なオファーに
も見えなくはないですが、、
人は受動的な生き物です。
こういった曖昧な言葉に
反応する人はあまりいません。
真っ先にすべきこと
そうではなくて、まず
真っ先にすべきなのは、
『見込み客が持っている
最も強いニーズは何なのか?』
をリサーチすることです。
一番良いのは、実際に直接
聞き込みを行うことですね。
ここが、新しいFPサービスを
始める時にはものすごーーーーく
大切なプロセスになります。
そして仮に、アパート・マンション
オーナーが一番ニーズを感じているのが
『資金繰りの改善』
だったとしましょう。
そうしたら、資金繰りの改善に
焦点を当てたサービスを作り上げます。
『90日に以内に資金繰りが
改善しなかったら全額返金』
みたいなサービスを作ってもいいですね。
そうすると、このアイデアが
外れる可能性は格段に減ります。
これを例えて言うと、
的に出来る限り近づいて
射的を行うようなものです。
そうれば、簡単に的に当たりますよね。
近づいて撃つべし!
実際の射的では的からの
距離は決められています。
でも、ビジネスではそんなことありません。
自分で距離を決めることができます。
でも・・・
なぜかみんな的の遠くから
射的をするんですよね。。
特にサービス内容が自由な
FPの場合、この傾向が強いです。
どっちから撃ってもいいなら、
なるべく近くからがいいですよね。
もしあなたもそう思うのなら、
『見込み客が持っている
最も強いニーズは何なのか?』
ということを徹底的にリサーチしましょう!
自分の想像だけでやるのはダメですよ。
そうすれば、あなたのサービスが
受け入れられる可能性はグンと上がるはずです。