この記事を書く少し前まで、Zoomでトレーニングを受けていました。
とあるマーケティング関連のソフトウェアに関するものです。
かなり高機能で、FPが使うことで例えば
『ウェブセミナーを自動化して、視聴してくれた人にサービスの案内をする』
みたいなことができそうです。
ただし、使える言語は英語のみ。
僕が受けていたトレーニングも、アメリカにいるスタッフと英語で行いました。
もしこれが5年前とかだったら、怖気づいてそんなことはできなかったでしょう。
しかし・・・
今は違います。
僕は今、日本でも日常的に英語を話す環境にいます。
2019年にカナダ人の妻と結婚して、日常的に英語を喋っているからです。
周りの友達も英語を喋る人が多く、強制的に英語環境に身を置かれることが多いです。
複雑な話になるとまだまだ完全に理解できるという訳ではないですが・・・
数年前と比べると、確実にリスニング能力は上がったと思います。
そして、そのおかげでビジネスにおける大きな強みを手に入れることができました。
英語がわかるとできること
それは何かというと、
『英語での情報を取得できる』
ということです。
冒頭でお伝えしたソフトウェアには、その使い方のノウハウが詰まった動画教材がたくさんあるのですが・・・
動画を見たら、英語をほとんど理解できるようになっていました。
個人的にはそれがとても嬉しくて、
「わかる・・・。わかるぞ!」
と結構興奮してしまいました。
たまにわからない所があったら巻き戻して見るくらいで、それ以外は停止せずに普通に聞けます。
そして、その情報というのがすごい濃いのです。
質が日本で手に入る情報とは全然違います。
日本のマーケティングとアメリカのマーケティングを比べると、草野球とメジャーリーグくらいの違いがあります。
こういう情報を取得することができると、出せる結果も必ず変わってくるでしょう。
英語の情報を噛み砕いてFPに伝える役割
しかし、普通の人にはこれは難しいですよね。
ほとんどの日本人は、全部英語っていうだけでお手上げだと思います。
その状況を考えた時、やはりこれは自分の強みだと確信したのです。
英語圏の情報を取ってきて、それを日本のFPが使えるように噛み砕いてお伝えする。
これができれば、喜んでくれる人はいるはずです。
(実際に、向こうのマーケティングのノウハウを取り入れることができれば、他のFPよりも圧倒的に高い成果を出せると思います)
有効なポジショニングにもなりますしね。
そして、同時に気づいたことがあります。
それは、
『自分がやっていることは代行ビジネスだ』
ということです。
これって、代行だよね?
他のFPの代わりに、英語圏の情報や、マーケティングのノウハウを蓄積する。
そして、それを使えるようにFPに伝えていく。
これは、自分でやろうとすると膨大な時間や労力がかかってしまいます。
その時間や労力を節約する為に、僕が代わりにその部分をやってあげる。
そして、その対価としてお金を払ってもらう。
そう考えると、僕はFPの方の為に代行をしている、ということが言えますね。
また、広い視点で考えると、全てのビジネスは代行ビジネスだということも言えそうです。
これは、FPにも当てはまります。
ビジネスの原則
FPというのは、お金に関する知識を持った専門家です。
そして、顧客の悩みを解決する為や、人生をより良くする為にアドバイスを行います。
しかし、そういったアドバイスの元になる知識というのは、やる気になれば誰でも身に付けられますよね。
でも、ほとんどの人はそうしません。
FPにお金を払って、アドバイスを受け取るという選択肢をします。
この視点で見た時のFPの価値
こう考えると、FPの価値というのは、
『顧客の代わりに何をやってあげたか』
ということに関連してくることになりますね。
ただ、それを顧客が知らないとどうしようもないので、実際には
『FPが顧客の代わりに何をやってあげたかを、顧客がどれだけ理解しているか』
ということが、顧客が知覚する価値に直接関わってくることになります。
FPビジネスに活かせるヒント
ここから導き出されるFPビジネスのヒントがあります。
それは、FPが顧客に対して、
『私はこれだけのことをあなたの代わりにやっておきました』
ということをしっかりと伝わるように工夫するということです。
もしくは、例えば顧問契約の場合だったら
『私はこれだけのことをあなたの代わりにやってあげます』
と、何を顧客の代わりにやってあげるかを伝えるのも良いですね。
そうすることによって、顧客がFPに対して感じる価値を上げることができます。
『FPは代行ビジネス』
この視点で捉えると、新たに見えてくるものもあるはずです。