お金を稼いでいる人を
批判する人っていますよね。
実際に、
『FPのくせに年収1000万
なんて稼ぎやがって』
みたいなことがブログに
書かれているのを見たこともあります。
そして、
「お金を稼いだら周りから
批判されるんじゃないか?」
と思っている人もいますよね。
もしかしたら、あなたも
そのうちの一人かもしれません。
でも・・・
この考え方というのは、
『本質的な部分を知らないばっかりに
無駄に傷ついたり影響を受けてしまうもの』
だということを知っていましたか?
この考えはきっとあなたの
役に立つと思いますので、
今回はこの話をしたいと思います。
なぜ批判するのか?
ではまず最初に、
『お金を稼いでる人を批判する』
人の心のメカニズムを見ていきましょう。
清貧を潔しとして、他人がお金を
稼いでいるのを批判する人は、
実は・・・
『お金がめっちゃ欲しい〜〜〜』
と心の底では思っている人です。
なぜかというと、本当に清貧を
自分の生きる道だと思っている人は、
他人のお金について批判をしないからです。
ウォーレン・バフェットを考えてみて下さい。
彼は質素な暮らしをしていることで
有名ですが、お金をたくさん稼いで
いる人を見て批判なんか絶対にしないですよね。
既に自分が満たされているので、
他人のことを気にする必要がないからです。
口だけの人
一方で、清貧を潔し良しと口で
言っている”だけ"の人というのは、
『自分が稼げていない状態』
に言い訳をする為に、
「いや、お金が全てじゃない」
「FPがお金を稼ぐなんてけしからん」
「高い金を取るFPは本物じゃない」
などの考え方を持つようになった人です。
だから、
『自分が稼げていない状態』
に対して自分を攻める感情が
強〜く残っています。
そして、実際にお金を稼いでいる人
をみると、
『俺はできないのに何で
コイツだけ稼いでるんだ〜〜〜!』
という感情が爆発して、
批判するという行動を取る訳です。
本人には自覚がないのかもしれない
ですが、心のメカニズムはそうなってます。
ちなみに、この感情はその人が
自分に近い存在だとさらに強くなります。
同業者批判がなくならないのは
こういった理由からですね。
本質はどこにあるのか?
他の人が稼いでいるのを
批判する動機というのは、
"コイツをコテンパンに打ちのめしたら、
弱い自分を認めないで済む〜〜〜!"
という、自分に対する内向きの感情です。
批判というのは、表面的には
他人にベクトルが向いている
ように見えるのですが、、、
実は、そこは本質ではないんですよね。
その人の中の問題が、他の人を
通して明確に映し出されてしまい、
それに対して反応しているだけなのです。
この仕組みがわかっていると、
例え批判を受けたとしても、
『ああ、これは自分じゃなくて、
その人の内側に向いているもので、
それがたまたま自分の所に来てしまったんだ。』
と、正しい理解ができるようになります。
そうなると、批判を一身で受けとめずに、
ひらりと身をかわすことができます。
この理解がさらに進むと、
『自分という存在を見てその人は
“この人みたいになりたい〜"
っていう感情が沸き起こったんだな。
自分はそれだけ憧れられる存在なんだ』
という風に、逆にプラスに受け取る
ことさえできるようになるのです。
面白いですよね。
もう傷つく必要はない
お金に関する批判というのは、
受け取り方がわかってないと
ダメージを受けますが、、、
問題の本質をわかってしまえば
どうってことありません。
このメカニズムを知っていれば、
稼ぐということに関する批判に
不必要に傷つくことはなくなります。
そして、
『お金を稼いだら周りに
批判されるんじゃないか』
と恐れて自分にブレーキを
かけてしまうこともなくなるでしょう。
なので、ぜひこの問題の
本質は理解しておいて下さいね。