こんな売込みには注意!3選

7年契約・・・

私は、これを聞いて、衝撃を受けました。

こんなひどい契約があるなんて。

7年もの間、解約することができず、そして、その間、事業の発展が阻害されるのです。

独立直後って、わからないことがたくさんあると思いますが、

こういった長期にわたって、悪影響を及ぼすようなものについては、被害には遭わないようにしたいものです。

くれぐれも気をつけてください。

今回は、

「FPが売込みを受けやすく、特に注意が必要な3つのジャンル」

について、ご紹介していきます。

7年もの間、解約できないのは?

今回、7年契約で苦しんでいるというのは、FPの方ではなくて、

婚活関係のビジネスをされている方なのですが、お話を聞いてびっくりしました。

それは何かというと、

「ホームページの制作」

です。

この方は、3年ほど前に、ホームページの制作をお願いして契約した所、

7年の契約になってしまっていたそうで、その間、ずっと解約ができないとのことです。

実際使ってみると、不満だらけのようで、変えたいのに変えられない・・・

でも、、、

解約すると、多くの違約金を支払う必要があるとのこと。

つらいですよね。。。

ホームページの契約前には先輩に相談

この契約については、もちろん、

「お金を払い続けなければならない」

というデメリットも大きいです。

ただ、それ以上に、、、

「自由に変えられないのに、使い続けなければならない」

という事業の発展の大きなマイナスになるのが痛いです。

ホームページについては、この手の話を聞くことがありますので、くれぐれも気をつけてくださいね。

多くの場合、一旦契約するとどうしようもないようですので。

もし、

「これからホームページの制作を考えていて、どこかの業者さんに依頼を検討している」

場合には、契約前に、先輩FPなどに相談することをおすすめします。

書籍出版の勧誘も注意

あと、ホームページ以外で特に、注意したほうが良いものが2つあります。

1つは、

「書籍出版の勧誘」

です。

私も昔、届いたことがありますが、ブログを書いていたりすると、

「書籍を出版しませんか?」

というお誘いが来る場合があります。

そんなに実績がなくても、届きます。

一瞬、とても嬉しいのですが、話を聞いてみると、

「ほとんどの費用を自己負担で、書籍出版をする話」

だったりします。

一般的には、これを、

「自費出版」

と言います。

場合によっては、1000万円もの負担を求められることもあるようです。

受けて良いのは、「商業出版」

もちろん、お金に余裕がある方や投資回収の目処を立てられる方は、この選択肢をとっても良い場合もあります。

ただ、一般的には、オススメできません。

そうではなくて、

「商業出版」

という、

「出版に関わる費用をすべて出版社が負担してくれるもの」

であれば、話を受けても大丈夫です。

「自費出版」と「商業出版」のちょうど間に該当する、

「共同出版」

というものもあります。

費用をあなたと出版社が半分ずつ出すものです。

これも、基本的には、「自費出版」と同じように考えて、

投資対効果がないと判断した場合には、避けたほうが良いものです。

あなたを取材したいんですが

3つ目は、先ほどの出版に近いのですが、取材です。

「取材したいんですが、、、」

というようなお誘いが来ることがあります。

有名人の○○さんが取材させていただきますといったものが多いです。

これも、一瞬、嬉しい気持ちになるのですが、

ただ、よくよく話を聞いてみると、

「こちらがお金を支払う必要がある」

ことがわかります。

一般的に、取材というのは、

「無料かもしくは、あなたがお金を受け取る」

ものです。

決して、払うものではありません。

なので、これは取材でも何でもなくて、

「取材という名前の商材」

の営業を受けているというだけです。

こちらももちろん、宣伝効果などを考えて、

「お金を払ってでも、やっても大丈夫」

と考えるのであれば、OKです。

なので、こういう話についても、契約前には、一度先輩FPに相談をするのが良いと思います。

相談できる人を見つけておく

独立直後は、特に、

「わからないことだらけ」

かと思います。

それを、その都度自分自身で判断をしていく必要があります。

ご自身だけで判断してしまうと、取り返しがつかないものもありますので、

ぜひ相談できる人を見つけておくことをオススメします。

相談できるFPを見つけるためのオススメは、多くの独立系FPに会うことです。

独立系FPが集まるFP団体だと効率的に会うことができます。

例えば、

FP技能士会(私が立上げに関わった団体です。業界の発展のためにFPの皆さんが頑張っています。)
https://fpa-japan.jp/

WAFP(女性FPの団体ですが、私も賛助会員として所属しています)

ホームページ

などがありますので、セミナーや勉強会などに参加してみてください。

これからもあなたを心から応援しています。

独立系FPは、めちゃくちゃ価値ある仕事。

これからもどんどん活躍していってくださいね。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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