仕事でのイライラ防止法

中西雅司

突然ですが、

「短期間で記憶力を3倍に高める方法がある」

としたら、興味はありますか?

ちなみに、私はとても興味があります。

なぜなら、記憶力を高めることができれば、試験の勉強に使う時間を大きく減らすことができたり、探し物をする時間が減ったりして、

自分がやりたいことに使える時間を大幅に増やすことができるからです。

そういう興味から、私は先日、「記憶術」を学ぶ講座に参加してきました。

講座は2日間。

そのうちの、1日目を終えたところです。

1日目を終えた成果と感想ですが、

成果としては、

「160個の単語を1時間で記憶する方法」

が身に付きました。

また、感想としては、

「小学校1年生の頃からこれを知っていたら、どんなに多くの時間を有効に活用できただろう。」

という気持ちです。

2日目が楽しみで仕方ないという状態になっています。

もっと早く知っていれば良かったとは思いますが、逆に、今知れて、本当に良かったとも思います。

丸一日の講義の中で、FPのあなたに役に立つと思った内容がありましたので、今日はその内容をお伝えしたいと思います。

これを知っていると、ほとんどの人が大きく時短ができると思います。

なぜ記憶術?

内容をお伝えする前に、私がこの「記憶術」を学ぼうと思った理由をもう少し丁寧にお話します。

私は最近やりたいことや実現したいことが、とにかく多くて、それを行う時間がなくなってきました。

仕事のスピードを上げたり、外注したり、仕事の効率化をしたり、色々とやっていますが、根本的に何かを改善していかないと変わらない。

睡眠効率を上げるのも1つの方法だと思って、鼻孔拡張テープを鼻に貼ってみたりなど、「時間を作るための対策」を色々とやっています。

それでも、まだまだ足りないので、私自身の能力を伸ばそうと思いました。

そこで出会ったのが「記憶術」です。

記憶をするスピードを早めることができれば、社会を変えるスピードも早くなると思ったのです。

私が一番なるほどと思ったこと

この講義の中で、私が一番なるほどと思ったことがあります。

今日お伝えしたいのはこれです。

私は子どもの頃、ピアノをやっていました。

幼稚園から小学校5年生まで近くのピアノ教室に通っていました。

最初は、とても楽しんでやっていました。

でも、だんだん教室に通うことが嫌になってきました。

なぜなら、練習してもうまくいかなくなってきたからです。

曲の難易度がどんどん上がっていくのに、自分の能力がついてこなくなったのです。

何度やっても、同じ所で間違う。

間違わないようにするために、何度も何度も練習する。

でも、何度やってもうまくいかないから、イライラする。

そんな繰り返しでした。

記憶に反復は有効。でも・・・

記憶術の講師によると、反復することは記憶の観点ではとても良いことだそうです。

でも、脳に記憶させるためには、ただ反復をしていればよいわけではありません。

反復は反復でも、私がやっていたように、ただがむしゃらに急いで繰り返すのではなく、

脳に記憶をさせるための反復のコツがあります。

それは、、、

「ゆっくり、正確に、気持ちよく」

反復をすることだそうです。

ピアノの練習をしていた私は、

「早くうまくなりたい。」

「短時間でマスターしたい」

という想いが強すぎて、

「急いで、不正確に、焦って」

やってしまっていたのです。

でも、今から考えてみると、時々ゆっくり丁寧にやった時は、身に付く時間も早く、心地よかった記憶があります。

仕事でも試験勉強でも同じ

これって、仕事でも試験勉強でも同じだと思います。

身につけるためには何度も繰り返すことはとても大切なことです。

でも、ただ単に数をこなして、時間を費やせばいいわけではない。

自分がうまくいかない所、失敗したところは

「ゆっくりと、正確に、そして、穏やかな気持ち」

で取組むと、脳に正しく記憶されて、その後はより心地よく仕事ができるようになっていくはずです。

私も時間がない時などはどうしても、焦ってしまって、急いでしまいますが、

時間がない時こそ、自分の弱点には時間をかけて、ゆっくりと落ち着いて取組むということを心がけていると、

身に付くまでの時間、失敗しなくなるまでの時間は短くなって、色んなことがうまく回り始めるはずです。

色んなことにイライラせずに、気持ちよく働いていきたいですよね。

私も時間がない時ほど、丁寧に行動できるようにしたいと思います。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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